フットサル日本代表

フットサル日本代表

フットサル日本代表は、日本のフットサルチームであり、日本サッカー協会（JFA）によって組織されています。このチームは、2012年から「SAMURAI5」という公式な愛称を名乗り、国際舞台での存在感を示してきました。

歴史

フットサル日本代表の国際的なデビューは1989年にさかのぼります。この年、FIFA主催の第1回フットサル世界選手権に招待され、当時は日本サッカーリーグ（JSL）の本田技研の選手を主体に構成されました。試合では北澤豪が活躍しましたが、結果は全敗に終わり、初戦から厳しい現実に直面しました。

1992年には東アジア予選で再編成され、日立製作所選手が中心となるチームが結成されました。1996年には監督としてアデマール・ペレイラ・マリーニョが就任し、アジア予選に臨みましたが、その年も敗退に終わりました。

1999年にはAFCフットサル選手権に参加し、グループステージを突破するも、準決勝で敗れ、4位に留まります。この時のチームはラモス瑠偉がキャプテンを務めていました。

その後、日本代表は多くの監督を迎え入れ、2004年のAFCフットサル選手権では準優勝を果たし、15年ぶりに本大会に出場しました。2008年のFIFAフットサルワールドカップではグループ3位となり、ベスト16進出は果たせませんでした。

2009年にはミゲル・ロドリゴが監督として迎えられ、2012年にはタイを下し2度目のAFCフットサル選手権優勝を達成。これにより、同年のFIFAフットサルワールドカップに出場しました。日本はグループリーグで強豪ブラジルに敗れるものの、ポルトガルやリビアとの試合で好成績を収め、決勝トーナメントに進出しましたが、ウクライナに敗れベスト16で姿を消しました。

2016年にはグループリーグで全勝を果たすも、決勝トーナメントでベトナムに敗れ、ワールドカップ連続出場の夢も叶いませんでした。

2024年の大会では、主力選手の不在が響き、初戦でキルギスに敗北。その後韓国には勝利したものの、タジキスタン戦で引き分けとなり、グループリーグ敗退が決まりました。

ユニホームと待遇

フットサル日本代表は、青を基調としたユニホームを採用しており、2012年からの「結束」を示すラインはエレクトリックイエローです。代表チームは長年にわたり日本サッカー協会からの給料や賞与がなかったものの、2012年のワールドカップ招集の際に三浦知良が奮闘し、初めて勝利給が支給される運びとなりました。

主な大会記録

フットサル日本代表は、FIFAワールドカップやAFCアジアカップ、アジアインドアゲームズなど、多くの大会に参加し、その成績を残してきました。また、歴代の監督や選手たちも数多くの挑戦を乗り越え、今に至っています。

監督・選手

歴代の監督には脇役としての選手から、国際的な経験を持つ監督が名を連ね、特にミゲル・ロドリゴ監督の時代には大きな進歩がありました。現在の監督は木暮賢一郎氏で、2024年のAFCフットサルアジアカップを目指してチームは準備を進めています。選手たちは若手からベテランまで多様な人材が揃い、次なる舞台へ向けた期待が高まっています。

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