ブラス

「ブラス」という言葉は、多岐にわたる意味を持っています。

黄銅（真鍮）としてのブラス

本来、ブラスは英語で黄銅、すなわち真鍮を意味します。真鍮は、銅と亜鉛の合金であり、美しい金色と優れた加工性が特徴です。楽器、建築材料、装飾品など、様々な用途に用いられています。

金管楽器としてのブラス

楽器の世界では、ブラスは金管楽器の総称として用いられます。これは、多くの金管楽器の管体が真鍮で作られていることに由来します。トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバなどがブラス楽器に含まれます。木管楽器を指す「ウッド」という言葉と対比して使われます。

ブラスバンドの略称としてのブラス

ブラスは、ブラスバンドの略称としても用いられます。ブラスバンドは、金管楽器と打楽器のみで構成される楽団であり、力強く華やかなサウンドが特徴です。イギリス発祥のブラスバンドは、世界中で愛されています。

その他の意味

ブラスは、企業名、作品名、人名としても用いられています。

企業: 株式会社ブラスは、愛知県名古屋市に本社を置く、結婚式場運営企業です。
作品: 映画『ブラス!』は、1996年制作のイギリス映画で、炭鉱閉鎖の危機に瀕した町を舞台に、ブラスバンドの活動を描いた感動的な作品です。
人物: クリス・ブラスはイギリスのサッカー選手、ジョン・ブラスはオーストラリアのラグビー選手、ステファニー・ブラスはアメリカの女優です。
架空の人物: 三条陸の漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』には、ブラスという名前のキャラクターが登場します。

このように、「ブラス」という言葉は、真鍮という素材から、楽器、楽団、企業、作品、人物まで、幅広い分野で使用されています。

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