ポケモン立体図鑑BW

『ポケモン立体図鑑BW』

『ポケモン立体図鑑BW』は、2011年6月17日に配信されたニンテンドー3DS用のゲームソフトです。このアプリはポケットモンスターシリーズ初の3D図鑑であり、プレイヤーはイッシュ地方のポケモンを立体的に楽しむことができます。このソフトは無料で提供されていましたが、2012年6月17日に後継バージョンである『ポケモン全国図鑑Pro』が登場したため、配信終了となりました。

概要

このソフトは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に登場するポケモンの3Dモデル、能力、技などの詳細情報を提供しています。ゲーム内でのポケモン情報の閲覧は、当時のデータに基づいており、続編の情報には対応していません。現在はソフト自体の配信も終わり、公式ではすべてのポケモン情報を網羅した全国図鑑が用意されています。

図鑑機能の特長

このアプリでは、ポケモンの情報をただ見たり調べたりするだけでなく、『集める』という楽しみ方も提供されています。基本的に、つながった通信環境を利用して、最大で1日に3種類のポケモンを集めることが可能でした。しかし、この通信方法は2012年末をもって終了したため、2台の本体を使ったワイヤレス通信によるデータコピーが頼りとなっていました。

最初にダウンロードした際、図鑑には16種のポケモンが含まれていますが、図鑑を全て埋めるとビクティニ（イッシュ図鑑No.000）からキュレム（No.152）までの合計153種類のポケモン情報が閲覧できるようになります。さらに、ARファインダー機能によりARマーカーをスキャンすると、ポケモンが画面上に立体的に現れ、撮影して楽しむこともできます。

収録されている情報

本作には以下のようなポケモンの情報が記載されています：

• - ポケモンの3Dモデル
• - 名前、分類、タイプ
• - イッシュ図鑑番号
• - 性別
• - HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さのステータス評価
• - 高さ、重さ
• - ブラック・ホワイトのポケモン図鑑説明文
• - タマゴグループ
• - 特性
• - 進化の流れ
• - 覚えられる技およびその詳細（わざマシン、タマゴ技、教え技を含む）
• - 特殊な入手方法を持つポケモン
• - 伝説や幻のポケモン

また、雑誌などに掲載されたポケモンARマーカーをARファインダーで読み取り、特別な情報を追加することもできました。データをコピーすることでのみ入手可能なポケモンも多く、例えば、ヤナップ、バオップ、ヒヤップなどはそれぞれの進化系に限定されていました。さらに、特定の条件を満たすことでのみ出現するポケモンも存在しました。

2012年6月1日には、いつの間に通信によって受信不可能だったポケモンも受信できるようにアップデートされ、プレイヤーは通信なしで図鑑を完成させることができるようになりました。

まとめ

『ポケモン立体図鑑BW』は、ポケモンを3Dで体験し、その情報を楽しく学ぶことができるソフトで、多くのファンに親しまれました。ポケモンの世界をより深く理解するための優れたツールであり、後に登場する全国図鑑へと引き継がれていきました。

もう一度検索