ポケモン+ノブナガの野望

『ポケモン+ノブナガの野望』について

『ポケモン+ノブナガの野望』は、2012年3月17日に発売されたニンテンドーDS用のシミュレーションゲームで、株式会社ポケモンとコーエーテクモゲームスが共同で開発しました。本作は『ポケットモンスター』シリーズと人気歴史シミュレーション『信長の野望』シリーズとのコラボレーション作品であり、プレイヤーはブショー（武将）となって、ランセ地方の17の城を制覇し、伝説のポケモンを蘇らせることが目指されます。

ゲームの背景

本作は、販売元が任天堂以外のポケモン作品としては2作目となり、前作『ポケモンカードGB2 GR団上!』から約11年ぶりのリリースでした。また当初は新しいニンテンドー3DS向けのタイトルとして計画されていましたが、最終的にはニンテンドーDS用ソフトとして発売されました。制作発表は2011年12月に行われ、東京で開催された『ジャンプフェスタ2012』にて公開されました。この作品は、コーエーテクモゲームスによるDS用ソフトの最後の作品でもあります。

ストーリーと舞台

本作の舞台であるランセ地方は、戦国時代を連想させる風景が広がっていますが、同時に近未来的な建物や外来語も見受けられ、設定は曖昧です。17の国が存在し、それぞれが異なる属性を持つブショーによって治められています。この地域では全ての城を手に入れることで幻のポケモンと出会えるという伝説が信じられており、ブショーたちはその対抗戦「イクサ」を通じて力を発揮しています。

用語解説

• - イクサ：ポケモンバトルと似た概念で、ブショーたちがポケモンを駆使して戦う場です。条件を満たすことで勝利となります。
• - ランセ地方：ゲームの中心舞台で、これが物語の大筋を形作っています。
• - ブショー進化：プレイヤーがブショーの進化をさせることが可能で、特定のポケモンとのリンク率が影響します。

キャラクターたち

本作の登場人物には、実在の戦国武将をモデルにしたキャラクターが多く存在します。主人公はハジメの国のブショーリーダーで、性別は選べますが、無口な性格が設定されています。主人公に同行するオイチは、ノブナガの妹で、彼を止めるために協力を求めます。

主なブショーリーダー

• - ノブナガ：黒幕であり、プレイヤーにとっての難敵です。彼の目的は幻のポケモンの力を手に入れ、ランセを滅ぼすことです。
• - ヒデヨシ：情熱的な性格で幻のポケモン探しに奮闘します。
• - モトナリ、モトチカ、ギンチヨ、ヨシモト：それぞれ異なる属性を持つブショーリーダーたちで、プレイヤーにとって重要な役割を果たします。

エンターテインメントの要素

このゲームには、ニコニコ静画にて連載された漫画『ポケモン+ノブナガの野望～ランセ彩絵巻～』があり、全6話で構成されています。漫画はオールカラーで、ファンには嬉しいコンテンツとして評価されています。

まとめ

『ポケモン+ノブナガの野望』は、ポケモンファンや歴史シミュレーションゲームの愛好者にとって、新しい体験を提供する作品です。ユニークな設定と多彩なキャラクター、戦略的なゲームプレイが融合し、プレイヤーに深い楽しみをもたらします。

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