みえる

バラエティ番組『みえる』の概要

『みえる』は、2020年10月29日から2021年9月30日まで放送されていたテレビ朝日とABEMAの共同制作によるバラエティ番組です。新たに設けられた『ネオバズ』という枠で展開され、独自のフォーマットで視聴者にさらに楽しんでもらえるコンテンツを提供しました。番組は基本的に第1週から第3週はABEMAで配信され、第4週はテレビ朝日で放送されるスタイルを取っています。これに先駆け、2020年10月24日には『みえる“ネオバズ”スタートSP』が放送され、番組の雰囲気を先取りすることができました。

番組の内容

『みえる』では、さまざまな分野の「みえるひと」たちが集まり、毎週3つの問題に挑戦しました。参加者は、放送から1週間以内に実際に行われるスポーツ、エンタテインメント、時事問題についての予想を行います。出題された問題は、「みえるひと」に事前に通告され、彼らは自由なスタイルで予想を展開することができました。予想が的中すると、「みえる」と評価され、外れた場合は「みえず」と表現されるシステムが採用されています。

翌週の放送の冒頭では、前週の予想の結果が発表され、正解者にはMCが独自の判定基準を用いて評価を行います。特に印象的なのは、累計10問を的中させた参加者には、賞金100万円とABEMAの冠番組が贈られる点です。なお、特別なアドバイザーとして参加する西野亮廣も予想に参加しましたが、彼には特典はありません。

番組は生放送で進行し、視聴者参加型のクイズ企画も行われ、オリジナルのQUOカードが賞品として用意されるなど、楽しさを増していました。また、独自の設問が多いために、視聴者にも驚きや発見が多くあったことでしょう。2020年11月18日放送分では、草彅剛の結婚を予想するなど、話題性のある内容も取り入れられていました。

主な出演者

MCを務めたのは、東野幸治と佐々木久美（日向坂46）です。佐々木は何度かコンサートなどの都合でリモート出演し、代理MCとして菅井友香（櫻坂46）が出演しました。その他、特別みえるアドバイザーの西野亮廣や統計学者やマーケティングエキスパートなど様々な「みえるひと」が参加し、視聴者に多角的な見方を提供しました。

番組のスピリットは、ただの予想を超えて、参加者や視聴者が新たな視点を得られることにありました。たとえば、2021年6月9日放送分では「翌週までにお笑い芸人が円周率をどれだけ暗記できるか」というユニークな問題が出題され、視聴者は楽しみながら興味深い挑戦を眺めることができました。

番組のまとめ

このように『みえる』は、視聴者に選択肢を与えるだけでなく、各分野の専門家たちの知見を通じて新しい知識や考え方を体験させることを目指していたことが特徴です。また、視聴者参加型のクイズも行われ、総合的に楽しみながら学ぶことができるバラエティ番組として多くの支持を集めました。2021年9月30日をもって放送終了し、さらに次のステージへと進む形となったこの番組は、視聴者に残る印象深い作品の一つとなったことでしょう。

もう一度検索