メトロフレックス

メトロフレックス（Metroplex）

メトロフレックスは、ハスブロとタカラ（現在のタカラトミー）によって展開されているトランスフォーマーシリーズに登場するキャラクターの一つです。彼の初出は1986年に放送されたアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の第5話、「クインテッサ星人の陰謀」です。日本においてはOVA『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編』での登場が知られています。このキャラクターの声を担当するのは、英語版ではバド・デイビス、日本語版では阪脩です。

メトロフレックスは、サイバトロンの防衛都市「スクランブルシティ」を拠点とする超大型トランスフォーマーで、そのロボット形態では身長が約1キロメートルに達します。この巨大な存在は普段は地球に駐留しており、彼の身体にはスクランブル合体システムが搭載されているため、他のサイバトロンと合体することが可能です。この巨体にも関わらず、彼の性格は落ち着いており、状況に応じて謙虚な発言をするため、仲間たちからの信頼を寄せられています。宿敵であるダイナザウラーに対しても注意を促すなど、冷静な態度を保ちます。

武器とシステム

メトロフレックスは、多彩な武器を装備しています。彼の主要武器には、2対の崩壊光線、レーザーランサー、反物質放射器、ロケット推進追撃砲が含まれます。移動要塞モードに変形すると、ディスラプター光線やレーザーランスなどが使用可能になります。さらに、『トランスフォーマー ザ☆[[ヘッドマスターズ]]』の続編では、飛行能力も付与されました。

ガードロボット

メトロフレックスのサポート役として、シックスガン、スキャンパー、スラマーというガードロボットが登場します。

• - シックスガン: 彼はメトロフレックスの全身を武器や建造物に変形させることができる支援ロボットです。彼の武器には、イオンパルスライフルやミサイルランチャーがあります。
• - スキャンパー: スキャンパーは黒の supercar に変形し、エレクトロブラスターを武器として使用します。メトロフレックスがシティモードの際には普段待機しています。
• - スラマー: 自律型戦車として機能し、ロボットモードは持っていません。敵に立ち向かう際に出撃します。

戦いの歴史

メトロフレックスは、デストロンに対抗するためにウルトラマグナスの指揮の下、秘密工場で建造されました。彼はデストロンの攻撃に苦戦するサイバトロンを助けるために戦闘に参加します。アニメの中では、初登場の第5話でトランスフォームコグを介してダイナザウラーを撃退するシーンが描かれており、彼の能力の一端がうかがえます。その後も、さまざまなエピソードで活躍し、仲間たちと共にデストロンとの激闘に臨みます。

また、彼の物語はコミックや他のメディアにも展開され、特に日本の玩具展開では1986年の「スクランブルシティ計画」で主力商品として大きな人気を博しました。いくつかのバリエーションが発売されており、玩具のデザインや機能も頻繁に更新されています。

玩具展開

1986年には「C-70」のナンバーを名付けられ日本市場に登場しました。玩具はメトロフレックスの多様な変形機能を生かし、プレイヤーはミニボットや他のトランスフォーマーキャラクターと組み合わせて楽しむことができます。初期版と後期版で仕様が異なる点も特徴的で、他のトランスフォーマーシリーズのキャラクターともつながりを持つ重要な存在とされています。

メトロフレックスはその巨体を活かしたコミカルな描写や深い物語があり、ファンに愛され続けるキャラクターです。彼の戦いは、トランスフォーマーシリーズ全体においても重要な役割を果たしており、新たなファンを引き寄せる要因となるべきです。

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