ラストオリジン

『ラストオリジン』

『ラストオリジン』は、韓国のゲーム開発会社SmartJoyが手掛け、スタジオヴァルキリー（以前はPiG Corporation）の運営下にあるモバイルゲームです。このゲームはアイテム課金制を採用し、プレイヤーは生体アンドロイド「バイオロイド」を指揮して、機械生命体「鉄虫」との戦闘を繰り広げます。2022年には公式サイトを通じて、開発と運営の統合が発表され、今後は株式会社PIGが全体を統括することとなりました。

歴史

『ラストオリジン』の開発は、2020年1月21日に事前登録の受付が開始され、その後同年5月にはベータ版テストが行われました。ストーリーの進展として、2021年10月には第8章が公開され、11月からはDMM GAMESでの配信もスタートしました。最終的には2022年11月に運営体制がPiG Corporationに統一され、今後の発展が期待されています。

あらすじ

このゲームの舞台は、機械生命体「鉄虫」と謎の病「ヒュプノス病」によって人類が滅亡寸前の状況に置かれている世界です。生き残ったわずかな人類は、人工の細胞「オリジンダスト」と金属の骨格を持つ「バイオロイド」と呼ばれる存在によって希望を見出し、鉄虫に立ち向かおうとしています。物語は、生命維持装置で眠る主人公が発見され、人類の最後の生き残りとしてバイオロイドたちを指揮し、鉄虫との戦いを繰り広げるという内容です。

操作と戦闘

『ラストオリジン』の戦闘はターン制で行われます。プレイヤーは、1チームにつき1体から5体のバイオロイドを編成し、3×3のマスに配置します。敵も同様に配置され、ウェーブごとに敵の出現数が変動します。各バイオロイドには攻撃やバフ、デバフの範囲が設定されており、配置の種類が戦局に大きく影響します。ウェーブをクリアすることで次のステージに進むことができ、戦闘はラウンドごとに繰り返され、どちらかが全滅するまで続きます。

各バイオロイドには行動力があり、ラウンド毎にAP（アクションポイント）が回復していきます。APが一定以上であればアクティブスキルを発動でき、さらにAPが残っている場合は同じラウンド中に再行動することも可能です。戦闘中、プレイヤーはアクティブスキルを選択し、対象のマスを指定することで攻撃を行うことができます。また、特定のメニューを完成させることで自動戦闘が可能となり、戦闘以外の操作ができるようになります。

さらに2023年には自律戦闘機能が導入され、特定の条件を満たした状態でステージをクリアした場合、自動周回が可能になります。ただし、この機能には制限が多いため、戦闘を行う部分に依存しないプレイスタイルが求められることもあります。

主な用語

• - オリジンダスト: 人工的に生成された細胞で、身体能力の強化や寿命の延長に寄与しますが、同時に凶暴性をも強化する危険性があります。
• - 鉄虫: ウエアラブルな機械生命体で、人類に代わって活動し、彼らにとって非常に脅威となります。
• - バイオロイド: オリジンダストを利用して効率よく機能する生体アンドロイドで、強力な肉体と長寿命を持ちますが、人類の職を奪う存在でもあったため、様々な偏見を受けています。

このような斬新な設定を持つ『ラストオリジン』は、プレイヤーに深い戦略性を与え、物語の進行とともに自分のチームを育て上げる楽しさを提供します。

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