リヴリーアイランド

リヴリーアイランド：育成シミュレーションゲームの軌跡

『リヴリーアイランド』は、インターネット上で「リヴリー」と呼ばれる架空の生物を育成するオンラインブラウザゲームとして誕生しました。2002年にコールドブレスにより『Livly 〜不思議なペット〜』としてサービスを開始、その後ソネットエンタテインメント株式会社が運営を引き継ぎ、『Livly Island』として本格的に展開されました。

2006年にはWebMoneyAward2006グランプリを受賞し、2009年には新機能を搭載したVer.2『Livly Island COR』がリリースされました。Flash版からHTML5版への移行を経て、2019年に一旦サービスを終了しましたが、2021年にはココネ株式会社によってスマートフォンアプリゲームとして新たなスタートを切りました。

ゲームの概要

ゲームの世界観は、中世ヨーロッパの錬金術師が生み出した生物を、ミュラー博士が現代に蘇らせたという設定です。プレイヤーはリヴリーの飼い主となり、自分の島（アイランド）でリヴリーを育てます。リヴリーは、餌を与えることで色やサイズが変化し、様々なアクセサリーで着飾ることも可能です。また、リヴリーは「doodoo」と呼ばれる宝石のウンチを出し、これを使って餌やアイテムを購入します。

リヴリーの飼育はアバター的な要素も持ち合わせており、飼い主同士がリヴリーを通じてチャットで交流できます。しかし、お世話を怠るとリヴリーは死んでしまうこともあり、ペットとしての側面も持ち合わせています。基本プレイは無料ですが、「G.L.L」や「ヤミー」といった課金要素もあり、特別なアイテムや特典を入手できます。

リヴリーの育成

プレイヤーは最大3匹までリヴリーを飼育できます。リヴリーには経験値、満腹度、ストレスの3つのパラメータがあり、バイオレコードで確認できます。経験値は散歩や食事で上昇し、レベルアップに繋がります。満腹度は時間経過で減少し、0%になると死んでしまいますが、餌を与えることで回復します。ストレスは時間経過で上昇し、100%になると家出をしてしまいますが、散歩や特定の餌で解消できます。

リヴリーはレベルアップすることで様々な「わざ」を覚えます。わざには、他のリヴリーに影響を与えるものや、モンスターと戦うためのものなどがあります。また、リヴリーは「doodoo」と呼ばれる宝石の形をしたウンチを排泄し、これがゲーム内通貨として利用されます。

アイランドとアイテム

リヴリーの住処となるアイランドは、様々な種類が存在し、アイテムを自由に配置してレイアウトを楽しめます。アイテムはショップで購入したり、散歩中に拾ったりすることができます。G.L.L会員になると、アイランドの所持数やアイテムの設置数が増加する特典があります。

モンスターとの戦い

リヴリーアイランドの世界には、モンスターと呼ばれる敵キャラクターが存在します。モンスターはリヴリーを攻撃し、満腹度を奪ったり、死に至らしめたりします。リヴリーは「わざ」を使ってモンスターと戦い、倒すことで「doodoo」を獲得できます。

G.L.L（グレートリヴリーランド）

G.L.Lは、有料会員限定のテーマパークです。G.L.L会員になると、特別なエリアへの入場や、限定アイテムの購入、便利な機能の利用など、様々な特典が得られます。また、G.L.L会員限定のリヴリーを飼育することも可能です。

スマートフォンアプリ版

2021年にリリースされたスマートフォンアプリ版では、リヴリーの育成要素に加え、プレイヤーのアバター「ホム」の着せ替え要素が追加されました。また、島に木を植えて育成し、木の実からネオベルミンを生成できるようになりました。ブラウザゲーム版とは異なるゲームシステムですが、世界観や設定は共通しています。

まとめ

『リヴリーアイランド』は、可愛らしいリヴリーを育成し、自分だけの島を作り上げていく、癒やし系のオンラインゲームです。過去には様々な変遷がありましたが、スマートフォンアプリ版として新たなスタートを切り、多くのファンを魅了し続けています。

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