レッドウォーリア

レッドウォーリアの概要

レッドウォーリアは、漫画『プラモ狂四郎』に登場する架空のプラモデルで、主人公京田四郎のフルスクラッチモデルとして知られています。その外見は真紅の色合いを特徴とし、両膝部には製作者である京田四郎のイニシャル「SK」が刻まれています。この機体は「パーフェクトガンダムIII」や「レッドガンダム」とも呼ばれ、パーフェクトガンダムIやフルアーマーガンダム（パーフェクトガンダムII）に続く存在として位置付けられています。

この機体の設計理念は軽装かつ高機動性の追求にあります。高火力で重装甲を持つ既存の機体とは異なり、機動性を向上させることに特化したデザインがなされているのが最大の特長です。肩部には可動式のバーニアポッド、足首には強化アクチュエータが装備されており、これによって圧倒的な機動性を実現しています。レッドウォーリアは、本来はパーフェクトガンダムMk-IIIとして考案されていましたが、最終的にはデザインが改良され、正式に本編に登場することとなりました。

武装と特性

レッドウォーリアの武装は多岐に渡ります。固定武装としては、頭部に設置されたバルカン砲、バックパックに搭載されたバズーカ砲、右前腕部に内蔵されたビームサーベルがあります。バックパックのバズーカ砲は使用時に特定の動作を行い、火力を発揮する設計になっています。また、隠し武装として胸部に3連ミサイルランチャーが装備され、攻撃の選択肢をさらに広げています。加えて、軽量化された旧来のガンダムシールドが左前腕部に装着され、バランスの良い戦闘スタイルをサポートします。

レッドウォーリアは、他の機体とは異なり、支援兵器「ガンキャリアー」との合体機能も持ち合わせています。これはGアーマーに近い運用概念を持ち、連携して戦闘を行うことができます。

デザインの独自性と人気

この機体は、ガンダムシリーズにおいて特異なデザインを持つことから高い人気を誇ります。特に、ガンダムのアイコンとも言える口部のデザイン変更や、全身真紅の塗装など、従来のガンダムデザインから大きく逸脱した点が評価されています。レッドウォーリアのデザインは、ファンの間で独自性があり、支持を集めてきました。

後に、SDガンダムや『超戦士ガンダム野郎』などでバリエーションが登場し、「騎士ガンダム」や「武者ガンダム」などに進出することになりました。特に「武者ガンダム BB戦士」では「No.99 赤龍頑駄無」として登場し、レッドウォーリアの軽装タイプが実現されています。

近年の展開

レッドウォーリアは近年においても新たな展開を見せています。Aクラブ（ポピー）からは、HGUCガンダム向けの改造キットとして[ガレージキット]]が販売された他、2008年には「[[GUNDAM FIX FIGURATION]×狂四郎マニアックス」としてリアルタイプの製品が発売されました。また、アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』においては、三代目メイジン・カワグチが使用するガンプラ「ガンダムアメイジングレッドウォーリア」として映像作品に初登場しました。

さらに、2015年にはアニメに基づいた1/144スケールのプラキットがリリースされ、初代レッドウォーリアの完全再現を目指したデカールが付属するなど、ファンの期待に応える展開が続いています。マスターグレード仕様やSDバリエーションも登場し、人気は衰えることなく、多くのファンに愛され続けています。

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