レッドグローブ

レッドグローブ（Red Globe）は、大粒で鮮やかな赤色が特徴の生食用ブドウ品種です。世界中で広く栽培されており、その人気は日本でも高まっています。

歴史

レッドグローブは、カリフォルニア大学デービス校のハロルド・オルモとアルバート・T・コヤマによって交配、開発されました。交配親はL12-80（Hunisa x エンペラー）とS45-48（L12-80 x ノチェーラ）です。1958年5月27日、ディ・ジョルジオフルーツ社のシエラビスタ農場において、特に糖度の高い株が選抜され、その優れた品質が認められました。

生産地

主な生産地は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州とチリです。2007年時点のカリフォルニア州での栽培面積は5,057ヘクタール、2006年時点のチリでの栽培面積は5,785ヘクタールに達しています。その他、アルゼンチンや南アフリカなどでも栽培されており、世界中で広く親しまれています。

特徴

レッドグローブの最大の特徴はその大きな粒です。一粒が大きく、食べ応えがあります。果皮は鮮やかな赤色で、見た目にも美しいブドウです。果肉は firm で、甘みが強いのが特徴です。

用途

主に生食用として消費されますが、干しブドウやジュースなどの加工品にも利用されます。大粒で見た目が美しいため、贈答用としても人気があります。

シノニム

レッドグローブには、いくつかのシノニム（異名）があります。

グローボ・ロホ（Globo Rojo）
紅提子（Hong Ti Qui）
Rose LTO

これらの名前は、地域や言語によって使用されています。

参考文献

ピエール・ガレ: Dictionnaire encyclopédique des cépages. Hachette, Paris 2000, ISBN 2-01-236331-8.

外部リンク

* レッドグローブ - Vitis International Variety Catalogue VIVC （英語）

レッドグローブは、その美味しさと美しさから、世界中で愛されているブドウ品種です。機会があれば、ぜひ味わってみてください。

もう一度検索