レーザーウェーブ

概要

レーザーウェーブ（Shockwave）は、トランスフォーマーシリーズに登場するデストロンのキャラクターの一人です。彼の特徴的な六角形の顔と単眼は、シリーズ内でも強い印象を残しています。このデザインは、他のキャラクターに影響を与えるほど、同名のキャラクターが他シリーズにも登場することがありました。彼は主に防衛参謀の役割を果たし、メガトロンに対して絶対の忠誠を誓っています。

主な登場シリーズ

レーザーウェーブは、1985年に放送が開始された『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の第1話に登場しました。彼は光線銃に変形し、その形態においても独自の能力を持っています。声の担当には、英語版でコーリー・バートンが、日本語版で島香裕が起用されました。

武器と能力

レーザーウェーブは多様な能力を持っており、特に電磁波を致死性レーザーに変換する能力が際立っています。彼の左手はレーザー砲に変形し、ノーマルレーザーから消滅レーザーまでを発射できます。また、ホログラムを映写することもできるなど、戦術面でも優れた才能を持っています。特に、ロジックを重視し、感情に左右されにくい思考が求められる場面で力を発揮しました。

敵対と忠義

レーザーウェーブは、その忠義心から欠かせない存在でありながら、野心家のスタースクリームとは対照的なキャラクターです。スタースクリームによる混乱から振り回され、怒りを買うシーンも多く見られました。『ザ・ムービー』ではユニクロンとの戦いに参加するも、その後アニメには登場せず、戦死説が流れています。

コミックと設定

マーベルコミックでは、レーザーウェーブは策謀家として描かれ、メガトロンに反発し敵対する姿が描かれています。そして、IDWコミックでは過去の背景が詳しく描かれ、かつてはヒューマノイド型の議員であったことが明かされています。機能主義に反対し、その腐敗政治を排除しようとしたが、満足な結果を得られず悲劇的な運命に直面しました。

玩具展開

レーザーウェーブには多くの玩具が展開され、1985年に初めてトイコーから発売された玩具は、特にライト＆サウンドギミックを持っており、ファンに愛されました。また、他のトランスフォーマー系列の玩具とも絡めたシリーズ展開がされています。彼の名を冠した玩具は、代々のデザインや機能が進化を遂げ、トランスフォーマーの人気を支える要因ともなっています。

複数の登場

さらに後のシリーズでは、さまざまな形で再登場し、アニメイテッド版や実写映画版などでも異なるキャラクター像を持って登場しています。アニメイテッドでは潜入諜報兵として活躍し、実写映画版では冷静かつ残酷な科学者としてメガトロンのライバル的存在とされています。特に、実写映画版のショックウェーブは、強力な戦士として描かれ、その容姿も原作に近いデザインで展開されました。

結論

レーザーウェーブは、トランスフォーマーシリーズの中でも特異な存在感を放つキャラクターです。彼の冷酷さや忠誠心、さらに持つ能力は、その存在を印象づける要素でもあり、多くのファンから愛されています。その特徴的なデザインや過去の背景、様々な変遷を経た姿は、今だにトランスフォーマーの魅力を引き立てる要素となっています。

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