上社駅

上社駅について

上社駅（かみやしろえき）は、愛知県名古屋市名東区上社一丁目に位置する名古屋市営地下鉄東山線の駅であり、駅番号はH20です。1970年に開業し、以来地域の通勤や通学に多くの人々に利用されています。

歴史

上社駅は1970年12月10日に開業しました。当初から周辺地域の発展に貢献してきたこの駅は、1998年に完成した上社ターミナルビルによってさらなる利便性を提供しました。このターミナルビルには、住居（シティファミリー上社）や市バスターミナル、文化施設である名古屋市名東文化小劇場も併設されており、多機能な複合施設となっています。

また、2011年には交通系ICカード『manaca』の運用が始まり、2016年からは可動式ホーム柵が設置され、安心・安全な利用環境が整備されました。

駅構造

上社駅は、相対式2面2線のホームを持つ高架駅です。この構造により、バリアフリー対応として各ホームにエレベーターが設置されていて、どなたでも快適に利用できます。駅の高架は、地域の洪水対策を考慮して植田川を跨いで建設され、その直下に調節池が設けられています。

この駅は名古屋市東部の重要な交通拠点として、名古屋管区駅が管轄しており、地域住民やビジネスパーソンにとって不可欠な存在となっています。

利用状況

名古屋市の統計年鑑によると、上社駅の一日平均乗車人員は年々増加しています。2004年度の9,931人から2019年度には11,361人まで増加し、特に周辺の住宅地開発の影響で、利用者の数は増大しつつあります。このような成長は地域の発展を象徴しており、駅のアクセスの良さが利用者を引き寄せています。

駅周辺の交通

上社駅には、駅に隣接したバスターミナルが設けられています。ここからの名古屋市営バスは、栄行きや藤が丘行きなど多彩な路線があり、地域の交通のハブとして大変利用されています。また、深夜バスも運行されていますが、ターミナルには入らないため、駅付近の停留所を利用する必要があります。

さらに、周辺には数つの学校へのスクールバスが発着する乗り場もあり、通学の利便性が向上しています。特に、名古屋外国語大学、名古屋学芸大学、聖霊中学校などの学生にとっては欠かせないアクセスが確保されています。

おわりに

上社駅は単なる交通手段にとどまらず、地域の文化やコミュニティ活動にも影響を与える存在です。自動放送や駅構内の整備も進められ、快適な旅行環境を提供しています。このように、上社駅は名古屋市において、未来の発展にも寄与していくでしょう。

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