与那覇前浜

与那覇前浜（よなはまえはま）

与那覇前浜は、沖縄県宮古島市に位置する、宮古島を代表する美しいビーチです。島の南西端に広がる約7kmの白砂の海岸は、その美しさから多くの観光客を魅了しています。地元では古くから「前浜（まいぱま、まいばま）」と呼ばれ、近年では「前浜ビーチ」として広く知られています。

地理

与那覇前浜は、宮古島の南西端に位置しており、その美しい海岸線は7kmにも及びます。地元では「マイ」という言葉が「前」だけでなく「南」も意味することから、与那覇地区の前方かつ南方にあるこの海浜は、「前浜」と名付けられたと考えられています。

しかし、近年では砂浜の侵食が深刻化しており、観光への影響が懸念されています。特に2018年に相次いで襲来した台風24号、25号の影響で、侵食が急速に拡大し、幅数十メートル、深さ約3メートルの侵食により、絶壁のような状態になっている箇所も存在します。

ビーチの対面には来間島があり、南東端には来間島を結ぶ来間大橋が架かっています。また、来間大橋のやや北西側には、かつて来間島への連絡船が発着していた前浜港があります。

施設

砂浜の中央には、宮古島東急リゾートが位置しています。また、南東寄りには、無料駐車場、更衣所、シャワー、トイレ、売店、食堂などを備えた「MIPAMA ES SU CASA（マイパマエスカーサ）」があります。この施設は、2016年4月1日から休業していた「ウインディまいばま」をリニューアルし、2017年4月にプレオープン、同年4月28日にグランドオープンしました。軽食、飲み物、バーベキューなどを提供し、地元特産品も販売しています。

海水浴シーズンには、クラゲ防止ネットが設置され、監視員が常駐します。また、夏季にはレジャー用品のレンタル業者が営業を行っていますが、2019年4月からは条例により許認可制度が導入され、ライフセーバーの配置などの条件を満たした事業所のみが営業を認められることになりました。

評価

与那覇前浜は、その美しい景観から高い評価を受けています。

トリップアドバイザーによる「日本のベストビーチ トップ10」では、2019年に1位に選ばれたほか、2017年と2018年には2位、2016年には3位に選ばれています。また、2013年から2015年までは3年連続で1位を獲得し、「日本のベストビーチ20」でも2010年と2011年に2年連続で1位に選ばれるなど、国内外から高い評価を受けています。

水質についても、沖縄県が年間利用者数1万人を超える水浴場に対して実施している水質調査で、2016年のシーズン中に「水質A」（適）と判定されています。

イベント

与那覇前浜は、毎年4月に開催される全日本トライアスロン[[宮古島大会]]のスタート地点としても利用されています。また、宮古島の海開きもこのビーチで行われます。

外部リンク

前浜ビーチ 宮古島ツアーガイド 宮古島観光協会
美ら島物語 ビーチ特集 宮古島 与那覇前浜ビーチ 日本トランスオーシャン航空
* マイパマエスカーサ

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