世田谷信用金庫

世田谷信用金庫

世田谷信用金庫（せたがやしんようきんこ）は、東京都世田谷区に本店を構える信用金庫で、地域密着型の金融機関として長い歴史を誇ります。1921年に設立された当初は有限責任世田谷信用販売購買組合という名称で、91年の年月を経て、現在の形に至っています。

沿革

世田谷信用金庫の歴史は非常に豊かで、以下のような変遷があります。

• - 1921年（大正10年）4月12日：有限責任世田谷信用販売購買組合として設立。
• - 1927年（昭和2年）1月19日：有限責任世田谷信用購買組合に改組。
• - 1935年（昭和10年）12月14日：有限責任世田谷信用組合に改組。
• - 1947年（昭和22年）7月21日：保証責任世田谷信用購買利用組合に改組。
• - 1950年（昭和25年）2月28日：世田谷信用組合に改組。
• - 1952年（昭和27年）7月1日：ついに世田谷信用金庫に改組されました。
• - 1986年（昭和61年）10月：愛称を「サバンク世田谷」に変更しましたが、現在は「せたしん」に戻っています。
• - 2021年（令和3年）4月12日：金庫創立100周年を迎えました。
• - 2022年（令和4年）10月22日：大場信綱氏が理事長に就任。

このように、世田谷信用金庫は数度の改名と組織変更を経て、地域の金融サービスを提供し続けてきました。特に、1952年の信用金庫への改組は、信金と地域社会との強い結びつきを象徴しています。

店舗展開

世田谷信用金庫の本店は、ボロ市通りに面した位置にあり、世田谷代官屋敷の向かいに座しています。この立地は、地域住民にとって非常に便利です。
さらに、店舗は世田谷区を中心に配置されており、城西地区にも広がっています。また、一部の支店は神奈川県にも展開しており、青葉台支店がその一例です。地域のニーズに応じたサービスを提供することに力を入れています。

愛称・略称

この信用金庫の愛称は「せたしん」であり、これは多くのサービスや商品名でも使用されています。
1986年10月にCI（コーポレートアイデンティティ）を導入した際には、「せたしん」から「サバンク世田谷」という愛称に変更されました。「サバンク」は郊外の銀行（SUBURBAN BANK）の略称であり、ラテン語で「優れた」を意味する「SUR」が付加されている新しい名称でした。しかし、この「サバンク」という名称は地域に根付かず、2000年頃からは再び「せたしん」が親しまれるようになりました。

まとめ

世田谷信用金庫は、地域と共に成長してきた歴史ある金融機関です。その名前からもわかるように、地元住民の信頼を受け、長い間利用され続けています。100年以上の歩みを通じて築かれた信頼と実績は、これからも世田谷の人々に寄り添ったサービスの提供に活かされていくでしょう。地域の発展に寄与するため、今後も革新と共に歩み続ける信頼の金庫です。

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