世田谷区立郷土資料館

世田谷区立郷土資料館は、1964年（昭和39年）9月10日に、世田谷区の区政30周年を記念して開館した、都内初の公立博物館です。旧世田谷代官屋敷の敷地内に、建築家・前川國男の設計によって建てられました。資料館では、世田谷区の歴史、民俗、考古に関する資料の収集、保存、展示、研究を行っており、年に一度、特定のテーマに焦点を当てた特別展示を開催しています。

開館当初から収蔵資料が増加したため、1987年（昭和62年）には新館を増築。2014年（平成26年）9月10日には開館50周年を迎えました。

展示内容

本館2階には、常設展示「世田谷の歴史と文化」が設けられており、原始・古代から中世、近世、現代に至るまでの世田谷の歴史を概観できます。新館2階では、世田谷代官大場家とボロ市に関する企画展示が行われています。また、「せたがやホタル祭りとサギ草市」や「世田谷のボロ市」といった地域行事に合わせた季節展示も毎年開催しており、訪れるたびに新たな発見があります。

新館1階にはビデオブースが設置されており、過去に開催された企画展示を映像で視聴することができます。さらに、オンラインの「世田谷デジタルミュージアム」では、館内で視聴できる映像とは別に、「せたがや文化散策マップ」、「せたがや歴史文化物語」、「世田谷区の歴史」、「せたがやの記憶」といった映像番組を楽しむことができます（「せたがや」の表記はデジタルミュージアムの表記に準拠）。

開館時間と休館日

開館時間：午前9時から午後5時まで（入館は午後4時30分まで）
地域行事開催時：「せたがやホタル祭りとサギ草市」（毎年7月）、「世田谷のボロ市」（毎年12月と1月の15日・16日）開催日は、行事終了時間まで開館
休館日：月曜日、国民の祝日（月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休館。ただし11月3日・23日の祝日とボロ市開催日は開館）、年末年始（12月29日から1月3日）

入館料と施設利用

入館料：無料
集会室の利用：有料
午前9時から正午まで（3時間）：1,260円
午後1時から午後4時30分まで（3時間30分）：1,470円

アクセス

所在地：東京都世田谷区世田谷1丁目29番18号
交通アクセス
東急世田谷線「上町」駅下車、徒歩約5分
東急バス、小田急バス「上町(かみまち)」バス停から徒歩約5分（渋谷駅～上町、渋谷駅～用賀駅、渋谷駅～祖師谷ヶ大蔵駅、渋谷駅～成城学園前駅西口、渋谷駅～調布駅南口）

近隣施設

世田谷代官屋敷
東京医療保健大学
豪徳寺
世田谷城址公園

沿革

1964年9月10日：開館
1987年：新館増築
2014年9月10日：開館50周年
2022年4月1日～2023年3月31日：改修工事のため休館
2023年8月1日：改修工事完了、再開館

その他

資料館の運営に関する詳しい情報は、公式ウェブサイトでご確認ください。また、関連情報として「ボロ市」の歴史や文化にも触れてみてください。

この資料館は、世田谷の歴史と文化を深く理解するための貴重な場所です。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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