中京競馬場前駅

中京競馬場前駅について

中京競馬場前駅（ちゅうきょうけいばじょうまええき）は、愛知県名古屋市緑区に位置する名古屋鉄道（名鉄）名古屋本線の駅です。この駅は駅番号がNH24で、名古屋市内の名鉄の駅としては最も南に位置します。駅の近くには豊明市との境界があり、中京競馬場もその大半が豊明市内にあるため、地域的にも特有の役割を果たしています。

歴史

この駅は、1953年の開業以来、徐々に重要な交通拠点として発展してきました。その後、1970年には準急停車駅に昇格し、1987年には自動改札機の設置がなされました。2001年には駅舎の改装工事が完了し、その翌年には急行列車が特別停車するダイヤ改正が行われました。さらに、2011年からはICカード乗車券「manaca」の利用も可能になり、利便性が向上しました。

駅の構造

中京競馬場前駅は2面2線の高架駅で、特徴的な築堤構造を持っています。駅付近には踏切があり、ホームは比較的広めに設計されています。冬場でも快適に待機できるよう、上下各ホームにはエアコン完備の待合室が設置されています。また、エレベーターやエスカレーターなどのバリアフリー設備も整っています。駅は終日駅員が配置されており、窓口でのサービスも受けられます。

利用状況

「名鉄120年：近20年のあゆみ」のデータによると、2013年度の中京競馬場前駅の一日平均乗降人員は9,775人であり、名鉄全駅の中で40位、名古屋本線においては16位にランクされています。1992年度には12,194人が乗降しており、多くの利用者がこの駅を利用していることが分かります。

周辺環境

駅周辺には、桶狭間の古戦場として知られる歴史的な名所があります。また、中京競馬場へのアクセスが非常によく、特に競馬開催日には多くのファンが訪れます。駅の北口からは、屋根付きの遊歩道が設置されており、中京競馬場まで徒歩約10分で行くことができます。南口には駐輪場や小規模な商業施設もあります。

バス路線

中京競馬場前駅周辺には、名古屋市営バスと豊明市のひまわりバスの路線もあるため、他のエリアへのアクセスも良好です。ただし、駅前にはロータリーがなく、バス路線は駅から少し離れた場所に設置されています。日常的に利用するにはバスの乗り換えが必要な場合もあります。

このように中京競馬場前駅は、名古屋市の南部において重要な役割を果たしており、地域住民や観光客にとって欠かせない交通拠点となっています。

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