中津川市立図書館

中津川市立図書館の概要

中津川市立図書館は、岐阜県中津川市に位置する公共図書館の総称です。この図書館は、中央館、蛭川済美図書館、そして複数の公民館図書室の合計8つの施設からなっています。中央館は、2023年7月15日に中津川市ひと・まちテラス内に新たに開館しました。

歴史的背景と発展

中津川市立図書館の起源は、1949年に設けられた中津公民館新進文庫にまで遡ります。1958年に中津川市立図書館設置条例が制定され、正式に市立図書館としての一歩を踏み出しました。その後、1979年には中央館の新館が開館し、蔵書数は34,357冊、延床面積は1,024.13㎡でスタートしました。

1994年には施設の増設改修が行われ、延床面積は1,405.12㎡に。1982年から2008年までの期間には移動図書館サービスも実施され、地域住民への利便性が向上しました。しかし、2023年の中央館の移転に伴い、旧館は一時休館に入りました。

現行館について

2023年7月に開館した新しい中央館は、複合施設である中津川市ひと・まちテラス内に位置しています。施設は3階建てで、2階には一般図書、3階には児童図書が整備されています。利用者は広々としたスペースで、さまざまな蔵書を楽しむことができます。

利用方法

館の利用にあたっては、休館日が設定されており、主に月曜日や年末年始、図書整理日は休館となるため、来館予定の方は事前に公式ウェブサイトで確認することが推奨されます。開館時間は平日が午前9時30分から午後8時、土日祝日は午前9時30分から午後6時までとなっています。

蛭川済美図書館と公民館図書室

中津川市立図書館の一部を構成する蛭川済美図書館は、岐阜県内の公立図書館の中でも歴史が古く、1910年に設立されました。現在の建物は2002年に完成され、地域住民に親しまれています。また、各地区の公民館には図書室が設けられており、図書室ごとに休室日や開室時間が異なりますが、地域の情報を提供する重要な役割を果たしています。

新図書館建設の経緯

新しい図書館の建設に際しては、さまざまな問題が発生しました。2009年には一時的に計画が変更されたり、財政的な理由から工事が中断されたりと、様々な議論がありました。しかし、2023年にひと・まちテラスにて新しい図書館が開館し、これまでの経緯を経て地域に根ざした施設となりました。

まとめ

中津川市立図書館は、地域の文化と知識の拠点として、今後も多くの市民に利用されていくことでしょう。新しい館の充実した環境や、歴史的な背景はこの図書館の価値を一層高めています。

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