久保建英

久保建英（くぼ たけふさ）

久保建英は、2001年6月4日に神奈川県川崎市麻生区で生まれた日本のプロサッカー選手です。彼はレアル・ソシエダに所属し、ミッドフィールダーやフォワードとして日本代表としても活躍しています。久保は実の弟にサッカー選手の久保瑛史を持っています。

クラブ経歴

プロ入り前

彼がサッカーを始めたのは、わずか2歳の頃からでした。2009年8月には、FCバルセロナのキャンプに参加し、その際にMVPを受賞しました。この成功を経て、久保はFCバルセロナスクールの選抜メンバーとしてベルギーで行われた大会にも参加、MVPに選ばれました。小学校3年生のときには川崎フロンターレの下部組織に入団し、その後2011年にFCバルセロナのカンテラに合格しました。

バルセロナでは、彼は成長を続け、13歳で参加した地中海カップU-12トーナメントで得点王とMVPを獲得しました。しかし、FCバルセロナはFIFAの規則に違反したため、久保はラ・マシアを退団する事態に至ります。その後、2015年に日本へ帰国し、FC東京の下部組織に加入しました。

FC東京での挑戦

中学3年生の時にはFC東京U-18に昇格し、すぐに大会史上初の中学生得点王となりました。2017年にはプロ契約を結び、Jリーグ史上最年少での試合出場を記録。J3リーグでは中学生ながら得点王に輝いたり、J1リーグデビューも果たすなど、その才能を存分に発揮しました。

海外挑戦と移籍

2019年6月、FC東京からスペインの名門であるレアル・マドリードに移籍が決定。移籍後、彼はまずBチームでプレーしながらトップチームへの昇格を目指しました。2019年8月にはRCDマジョルカへのローン移籍が決まり、そこで初ゴールを含む4ゴールを挙げ、活躍が期待されました。

ビジャレアルとヘタフェ

続いて、2020年にはビジャレアルへ期限付き移籍し、最初のシーズンでは多くのチャンスを得ることが難しかったものの、その後2021年にヘタフェに移籍し、そこで活躍を見せました。特に、ヘタフェでは2得点に絡むプレーを見せ、チーム残留に貢献しました。

レアル・ソシエダへの完全移籍

2022年7月、久保はレアル・ソシエダに完全移籍し、すぐに開幕戦でゴールを決めました。その後のシーズンは順調で、日本人選手としては干っても多くの注目を集めるパフォーマンスを披露しました。2023年には、リーグ戦での活躍により、日本人としての記録を更新し続けています。

代表経歴

代表チームでもその実力は発揮され、2016年のU-16日本代表としての活躍を皮切りに、U-20ワールドカップやオリンピックなど、数々の大会に選出されました。2022年のワールドカップにも選ばれ、自身の初出場を果たしました。特に2023年のアジアカップでは初ゴールを記録し、日本代表の中心選手として成長を続けています。

プライベートと特長

彼のプレースタイルとサッカーに対する姿勢は、多くのメディアやファンに注目されています。言語能力も高く、スペイン語とカタルーニャ語を流暢に話せる他、英語も堪能です。これらの能力は、特に海外でのプレーにおいて大きなアドバンテージとなっています。また、久保は独自のファッションセンスを持ち、若者からの人気も高い選手です。

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