久留米広域市町村圏事務組合

久留米広域市町村圏事務組合

久留米広域市町村圏事務組合は福岡県久留米地域に位置し、複数の市町が共同で運営する事務組合です。この組合は、地域における行政サービスの向上を目指して設立されました。事務所は福岡県久留米市東櫛原町にあり、現在は久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町、大木町の各市町が構成メンバーとなっています。

沿革

組合の歴史は1970年10月に遡ります。当初、久留米広域市町村圏事務組合としての活動が始まり、地域の消防サービスを含む様々な事務を一元化することが目的とされました。

2009年4月には解散した福岡県南広域消防組合及び閉庁した久留米市消防本部の業務を引き継ぎ、久留米広域消防本部が新たに設立されました。これにより、地域における消防活動の効率化が図られました。

また、組織は2011年の東日本大震災の際に被災地に緊急消防援助隊を派遣するなど、地域の安全を守るために様々な取り組みを行っています。さらに、消防本部内では高度な救助機能を持つ「KSR（Kurume Super Rescue）」が2011年に設立され、地域の安全対策を強化しています。

組織構成

久留米広域消防本部は、総務課や人事研修課、予防課、救急防災課、情報指令課などの部門から成り立っています。それぞれの部署では、地域の防災対策や緊急時の対応計画、救急業務に関する業務をマネジメントしています。

消防署も各種の課に分かれており、警防課や消防課が日々の業務を支えています。これらの組織は、迅速かつ適切な消防運営を行うために密に連携しています。

主な機械設備

消防活動を支えるために、久留米広域消防本部はさまざまな消防車両を整備しています。普通消防ポンプ自動車や水槽付消防ポンプ自動車、化学消防車など、各種の車両が配置されており、特に救急自動車は17台が稼働しています。これにより、地域の緊急時対応能力が大幅に向上しています。

まとめ

久留米広域市町村圏事務組合とその消防本部は、地域の安全を確保するために重要な役割を果たしています。様々な市町が連携し、必要なサービスを提供することで、地域住民の生活を守り、安心して暮らせる環境づくりを進めています。今後も、さらなる消防サービスの充実と地域貢献を目指して努力を続けていくことでしょう。

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