二丸修一

二丸修一：漫画とゲーム愛あふれるライトノベル作家

二丸修一氏は、数々のライトノベル作品を発表している日本の男性作家です。小説賞受賞歴はありませんが、選考委員の目に留まり、作家デビューを果たしました。代表作である『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』は、4年ぶりの新作として発表され、大きな話題を呼び、アニメ化もされました。デビュー前には、別の作品で執筆活動を行っていたものの、残念ながらボツになった経験もあります。

作家としての歩み

二丸氏の作家活動は20歳頃から始まりました。最初に挑戦したのは、幻冬舎文庫の公募でした。その後、2011年には第17回電撃小説大賞で『ギフテッド』が拾い上げられ、作家デビューを果たします。デビュー作から着実に作品を発表し続け、電撃文庫を中心に複数のシリーズを執筆。メディアワークス文庫からの作品発表も経験しています。2019年に発表された『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』は、彼の代表作として広く知られるようになりました。近年では、『呪われて、純愛。』『君はこの「悪【ボク】」をどう裁くのだろうか？』など、新たなシリーズにも挑戦し続けています。2024年には、電子書籍のみで『七国殺し』をリリースしました。また、漫画原作にも進出し、『わたしにアイを教えて』をチャンピオンクロスで連載中です。

幅広い作品と個性的な人物像

二丸氏は、幼少期から現在まで、漫画、アニメ、ゲーム、ライトノベルなど、多様なエンターテインメント作品に親しんできました。インタビューでは『ファイアーエムブレム』を好きなゲームとして挙げるなど、幅広いジャンルの作品への造詣の深さがうかがえます。Twitterでは『NG騎士ラムネ&40』、『コードギアス』、『フルメタル・パニック？ふもっふ』、『チェンソーマン』といった、時代やジャンルを超えた作品群への愛着を明かしており、その多様な趣味が作品に反映されていると考えられます。

また、ラノベ作家である三河ごーす氏と親交が深く、共同でラジオ番組に出演したり、合同インタビューを受けるなど、親しい関係にあるようです。

一方で、乗り物酔いがひどいという意外な一面も持っています。三半規管が弱く、乗り物全般が苦手で、ブランコに乗っただけでも酔ってしまうほどだといいます。

作家としての自身のスタンスについては、「客観性」と「精神力」が重要だと語っています。これらの要素が、彼の作品世界を支える重要な柱となっているのかもしれません。

代表作『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』

二丸修一氏の代表作である『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』は、2019年に電撃文庫より刊行開始。現在では12巻まで刊行され、2020年にはアニメ化も決定しました。ラブコメディ作品でありながら、個性的な登場人物や、読者の心を掴む展開が人気を博しています。

作品リスト

小説

ギフテッド（電撃文庫、全2巻）
女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました（電撃文庫、全3巻）
嘘つき探偵・椎名誠十郎（メディアワークス文庫、全1巻）
幼なじみが絶対に負けないラブコメ（電撃文庫、既刊12巻）
呪われて、純愛。（電撃文庫、既刊2巻）
君はこの「悪【ボク】」をどう裁くのだろうか？（電撃文庫、既刊1巻）
七国殺し（ダンガン文庫、既刊1巻）※電子書籍のみ

漫画原作

わたしにアイを教えて（チャンピオンクロス、連載中）

出演

* テレビアニメ『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』（2021年、原作、声の出演）

まとめ

二丸修一氏は、独自の視点と表現力、そして幅広いエンターテインメントへの造詣の深さを活かし、数々の魅力的な作品を生み出している作家です。今後の活躍にも期待が高まります。

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