二度寝

二度寝とは

二度寝とは、一度完全に目覚めたと思っても、つい間を置かずに再び眠ってしまうことを指します。特に寒い冬の朝に経験しやすい現象です。

二度寝のメカニズム

二度寝は、完全に目が覚めた状態ではなく、「眠りの浅いレム睡眠時」や「まどろんでいる状態」で起こりやすいとされています。石原務氏らの研究によると、二度寝の心地よさは、浅い睡眠状態によって聴覚などが浅く遮断され、身体が浮き上がるような快感を得られるためだと考えられています。

二度寝を防ぐには

二度寝を防ぐためには、以下の対策が考えられます。

十分な睡眠時間の確保:
最も重要なのは、日頃から十分な睡眠時間を確保することです。睡眠不足の状態で朝を迎えると、どうしても二度寝をしてしまいやすくなります。
早寝早起き:
規則正しい生活リズムを心がけ、早寝早起きを習慣づけることが大切です。体内時計が整い、自然と朝に目が覚めるようになります。
スヌーズ機能の利用:
スヌーズ機能付きの目覚まし時計は便利ですが、頼りすぎには注意が必要です。スヌーズを解除し忘れたり、スヌーズに慣れてしまったりすると、設定時刻が無意味化する可能性があります。
起床後の行動:
朝日を浴びる、顔を洗う、軽いストレッチをするなど、起床後に体を活動モードに切り替える行動を取り入れると、二度寝を防ぎやすくなります。

二度寝の注意点

二度寝は気持ちが良いものですが、以下のような注意点もあります。

遅刻のリスク:
二度寝によって予定していた時間よりも遅く起きてしまい、遅刻してしまう可能性があります。
睡眠の質の低下:
二度寝を繰り返すと、睡眠のリズムが乱れ、睡眠の質が低下する恐れがあります。
罪悪感:
二度寝をしてしまうと、「またやってしまった」という罪悪感を抱いてしまうことがあります。

まとめ

二度寝は、心地よい反面、注意も必要な現象です。二度寝を繰り返してしまう場合は、生活習慣を見直し、睡眠の質を高めるように心がけましょう。

参考文献:
睡眠と夢―その臨床心理からの解明

関連項目:
明晰夢
* 夢

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