五十嵐雅(いがらし まさし)
五十嵐雅は、
1983年11月4日、
静岡県焼津市に生まれました。
俳優や声優として活躍し、
アクロスエンタテインメントに所属しています。彼のキャリアは、どのようにして彼が演技の世界に足を踏み入れたのかを物語っています。
経歴と人物
高校時代、五十嵐は理数系の学校に通っていましたが、授業についていくことが難しく、テストを白紙で提出することがありました。この行動が話題となり、学校内で問題になったことがきっかけで、彼は勉強から逃げ、部活動に没頭するようになりました。特に放送部では全国大会に出場し、アナウンスコンクールでは3位入賞も果たしました。この成功が、彼の将来に向けた原動力となったのです。
高校卒業後は工場に就職し、職場の寮生活を送っていましたが、シフト勤務のため昼夜の感覚が麻痺していきました。この状況にモヤモヤとした思いを抱いていたところ、テレビでアイドルグループのミュージカルを観て感銘を受けます。その経験が、彼の人生を大きく変えるきっかけとなりました。「自分も舞台に立ちたい」との思いが芽生え、会社を辞めて東京の大学を目指すことにしました。
大学入学後は、何かしらの表現を学ぶために劇団に短期間所属しましたが、忙しさのために半年で脱退。しかし、劇団との関わりを持ち続け、舞台について深く学んでいきました。彼は当時のことを「芝居に満ちた毎日」と振り返っています。
デビューと声優活動
2009年、五十嵐は映画の日本語
吹き替えの仕事を勧められ、
アクロスエンタテインメントに所属することになります。その後、劇場アニメ『KING OF PRISM by PrettyRhythm』で声優デビューを果たしました。作品の完成を観る中で、自分の声の演技に不安を感じるようになり、「もっと声の仕事をして成長したい」と考えるようになりました。
また、
静岡朝日テレビの番組『
サタハピ しずおか』でレポーターとしても出演し、故郷静岡の魅力を再発見する日々を送っています。
2020年には一般女性と結婚したことも報告し、プライベートでも充実した生活を送っています。
主な出演作品
舞台
五十嵐雅は数多くの舞台で役割を演じています。以下は代表的な作品です。
- - D-BOYS STAGE『恋愛模様』
- - 銀河英雄伝説『第一章 銀河帝国編』(2011年)
- - ミュージカル『モンブラン〜黄昏のROUTE69〜』(2020年)
- - 舞台『ビックリマン ~ザ☆ステージ~』 (2019年) など
テレビドラマ
テレビドラマにも多く出演しており、特に以下の作品が知られています。
映画と声優作品
映画では『
クローズZERO II』や『センチメンタルヤスコ』、声優活動でも『KING OF PRISM』シリーズを筆頭に多くの作品に参加しています。彼の声は多くのキャラクターに命を吹き込んでいます。
終わりに
五十嵐雅はその多才さで多くの人々に愛される存在となっています。彼の経歴は、困難を乗り越え、高い目標を持って自己を表現し続ける勇気を私たちに示しています。これからも彼の活躍に注目が集まることでしょう。