五橋駅

五橋駅の概要

五橋駅（いつつばしえき）は、宮城県仙台市青葉区五橋二丁目に位置する仙台市地下鉄南北線の駅です。駅番号はN11であり、副駅名として「東北学院大学前」が付されていましたが、令和7年3月31日をもってこの名称は終了します。また、同名の仙台市電の五ツ橋停留場についても触れることができます。

駅の歴史

五橋駅の歴史は、1926年（大正15年）にまでさかのぼります。この年の11月25日、仙台市電の長町線が一部開通した際に五ツ橋停留場が設置されました。しかし、1976年（昭和51年）には仙台市電全線が廃線となり、五ツ橋停留場もその運命を共にします。

その後、1987年（昭和62年）7月15日に地下鉄南北線が開通したことで、新たに五橋駅が誕生しました。2009年には可動式ホーム柵が導入され、2014年には市立病院の移転に伴い出口名称が改称されます。同年の12月にはIC乗車券のicscaが導入されるなど、利便性が向上しました。

さらに、2020年4月には「東北学院大学前」の副駅名広告が初めて使用され、2022年には駐輪場が完成しました。これは南北線全駅の駐輪場整備の完了を意味し、駅周辺の交通の利便性を高めています。

駅の構造

五橋駅は地下に位置する島式ホームを持つ駅で、1面2線が設けられています。駅のコンコースは地下1階、ホームは地下2階にあり、仙台駅方面へ向かう渡り線も設置されています。アクセス面では、愛宕上杉通の下にあり、北1〜4と東北学院大学五橋キャンパス敷地内（荒町方面口）、さらには南1の計6か所の出入口が設けられています。

利用状況

2022年度（令和4年度）のデータによると、五橋駅の1日平均乗車人数は5,498人で、地域の交通の要所として多くの利用者に親しまれています。

駅周辺の施設

五橋駅周辺には多くの公的・私的施設があります。例えば、アイリスオーヤマやアパホテル〈仙台駅五橋〉があり、仙台中央警察署や仙台市福祉プラザなどの公共施設も充実しています。また、東北学院大学や仙台市立五橋中学校など教育機関も近隣に位置しており、地域の学術的な中心地ともいえるでしょう。

さらに、JR仙台病院や河北新報社、星空コンサート会場（毘沙門さん）なども周辺にあり、生活や文化の面でも重要な地域となっています。ショッピングエリアも豊富で、コープ新寺店や西友五橋店などの生活に便利な施設も揃っています。

隣接駅

五橋駅の隣には仙台市地下鉄南北線の仙台駅（N10）と愛宕橋駅（N12）が接しています。市電はすでに廃線となっておりますが、歴史的な名残を感じることができます。

五橋駅は、交通の利便性と便利な施設に囲まれた重要な交通拠点であり、今後も地域の発展に寄与することが期待されます。

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