代田建紀

代田 建紀のプロフィールと経歴

代田建紀（だいた たけのり）は1974年2月11日、神奈川県横浜市で生まれたプロ野球選手である。ポジションは外野手で、打撃は右投両打を行う。彼の野球人生は野球を始めた小学3年生の時から始まり、実に多彩な経歴を持つ。

プロ入り前

彼の野球キャリアは小学3年生の時に始まったが、中学時代は内野手としてプレー。高校は藤嶺藤沢高で、そこでは外野手に転向し、同じチームにいた石井貴選手を先輩として迎えた。その後、城西大学へ進学し、3年春と4年秋にはベストナインに選ばれた。卒業後は社会人野球の朝日生命に入団し、そこで一番打者として都市対抗野球でベスト4に進出するなどの功績を残す。1997年のプロ野球ドラフトで近鉄バファローズから6位指名を受けて入団し、背番号33を付けた。

近鉄時代

1998年、代田は近鉄でプロデビューしたが、一軍での出場は6試合と恵まれなかった。翌1999年もわずか1試合の出場で終わる。2000年、開幕直前にヤクルトとのトレードで移籍が決まり、背番号は0となった。

ヤクルト時代

ヤクルト移籍後、代田はスイッチヒッターに挑戦し、60盗塁を記録してイースタンリーグの年間最多盗塁記録を更新する。プロ初盗塁も決め、期待が高まったが、オフに「二軍の盗塁記録には価値がない」との言葉を受け、2002年シーズン終了後に戦力外通告を受けてしまう。

ロッテ時代

その後、2003年に千葉ロッテマリーンズにテスト入団。シーズン中、外野手としてそれなりの出場を果たしたが、最終戦での怪我により、シーズンオフには自由契約となる。リハビリを経て2004年末のトライアウトで合格し、再びロッテにロスター入りした。バレンタイン監督の強い推薦を受けての再入団だった。

2005年には二軍で26盗塁を記録し、6試合でスタメン出場した。しかし、翌年の打撃不振により出場試合は減少。2007年には過去最高の打率.364を記録し、好走塁で表彰も受けた。2008年には守備面や若手選手の台頭により出場機会が激減し、11月に現役引退を発表した。

引退後の活動

引退後、代田はコーチとしての道を歩むこととなり、2009年にロッテの二軍外野守備走塁コーチに就任。2010年にはコーチ契約が更新されなかったが、その後、城西大学野球部のコーチや監督を務めた。さらに、2017年にはスポーツオーソリティ港北ニュータウン店で講師を務めていた。

2022年からは北海道日本ハムファイターズに採用され、2023年にはデータ分析担当及び走塁コーチに就任することが発表された。

プレースタイルと特技

代田はプロ野球界屈指の俊足を誇り、「足のスペシャリスト」とも称される。50m走では驚異的なタイムの5秒6を記録。また、イースタンおよびウエスタンリーグにおいて盗塁王を獲得した唯一の選手でもある。スイッチヒッターとしての技術やバント技術でも定評がある。ロッテ時代の応援歌は『ルパン三世』のテーマソングが使われるなど、ファンに愛される存在だった。

彼の多くの経験は、今後のコーチ活動に活かされることでしょう。

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