伊勢丹浦和店は、
埼玉県さいたま市浦和区高砂に位置する商業施設で、
三越伊勢丹が運営しています。この店舗は、
浦和駅西口の再開発によって新設された浦和コルソ内にあり、地下1階から地上7階に展開されています。北側の棟は主に
伊勢丹フロアで構成されており、特に5階と6階は全て
伊勢丹のフロアとなっています。また、南側には専門店街である浦和コルソが営業しており、様々な店舗が揃っています。
再開発に伴い、地下1階からバスターミナルへ直結する地下通路も設けられました。
2018年には、
浦和駅高架化に合わせた東西自由通路との接続工事が完了し、改札から
伊勢丹へ直接アクセスできるようになりました。以前は屋上に小さな遊園地が存在していましたが、
2010年に閉鎖され、現在は毎年夏季に屋上でビアガーデンが開催されています。
また、
伊勢丹浦和店は、サッカークラブである
浦和レッドダイヤモンズの公式パートナーでもあり、優勝した際には特別なセールが行われたり、選手のレリーフが設置されたりしています。このように地域貢献に努めている点も魅力の一つです。
年表
伊勢丹浦和店は
1981年に開業し、
2005年から
2006年にかけてリニューアル工事を行いました。このリニューアルは約36億円を投じており、その効果として翌年度には売上が約10%増加しました。
2006年には、
J1リーグで
浦和レッドダイヤモンズが優勝し、記念セールを実施しました。
2015年には再度の優勝を受けて特別なセールが行われています。
さらに、
2020年には新型コロナウイルスの影響で一時的に全店舗が休業となりましたが、現在は通常営業に戻っています。
店内構成
2022年9月時点での主なテナントは以下の通りです。
- - 7階: イセタンダイニング、レストラン、催事場など
- - 6階: キッズ、ベビー、リビング関連の店舗(すべて伊勢丹)
- - 5階: メンズ関連(すべて伊勢丹)
- - 4階: ウーマンファッションと雑貨
- - 3階: ビューティー関連とウーマンファッション
- - 2階: ウーマンファッション、コーチやトゥモローランドなど
- - 1階: 高級ブランド(ルイ・ヴィトン、エルメス、ティファニーなど)
- - 地下1階: フード関連の店舗、アンデルセン伊勢丹浦和店など
- - 地下2階: 駐輪場、浦和レッズのレリーフが設置されています。
地域とのつながり
伊勢丹浦和店は、
浦和レッドダイヤモンズの選手たちについてのレリーフも設置しており、地域社会との強い結びつきを見せています。選手の足形や手形が歩道に刻まれており、ファンにとって訪れる価値のあるスポットとなっています。これらの設置は毎年度更新されており、地域への愛着が感じられます。
売上高とビジネスの現状
2021年度の売上高は350億円を超え、
伊勢丹ブランドの店舗の中では新宿本店に次ぐ高い数字を記録しました。
さいたま市内の他の商業施設と比較しても、特に高い業績を上げており、地域の商業発展において重要な役割を果たしています。