但馬信用金庫

但馬信用金庫について

但馬信用金庫（たじましんようきんこ）は、兵庫県豊岡市に本店を持ち、地域の金融ニーズに応える信用金庫です。金融機関コードは1692で、但馬地域や播磨地域の一部、さらには京都府京丹後市や福知山市も営業エリアに含まれています。経営理念として「原点回帰 新たな飛躍を目指して～共に生きるこの街を元気に～」を掲げ、地域活性化に貢献する姿勢を大切にしています。一般的には「たんしん」と呼ばれ、その愛称で親しまれています。

沿革

但馬信用金庫は、1924年に「有限責任信用組合豊岡同栄社」として設立され、1925年に「有限責任豊岡信用組合」と改称されました。その後、1949年に市街地信用組合法に基づいて「豊岡信用組合」となり、1950年には中小企業等協同組合法によりさらに改組が行われました。1951年には、信用金庫法に基づき、現在の「但馬信用金庫」に名称を変更しました。このように、歴史的には多くの変遷を経て成長を続けてきた機関です。

更に1954年には南但信用金庫と合併し、その後も出石信用金庫（1957年）、八鹿信用金庫（1986年）と合併を重ね、かつては多くの信金が一体化することで、より広範なサービスを提供できるようになりました。

近年では、2004年に発生した台風23号によって、豊岡東支店など多くの支店が被害を受け、その後の復旧や営業活動の再開に向けた努力が重ねられました。2005年には商工組合中央金庫と中小企業金融公庫との業務提携を締結し、更なる顧客サービス向上を図るための取り組みも進めています。

2012年には信金大阪共同事務センター事業組合に加盟し、これにより新たなオンラインシステムが稼働を開始しました。また、2013年には京都府福知山市に新たに福知山支店を設立し、地域拡大を続けています。2021年には磁気の影響を受けにくい新しい通帳、Hi-Co通帳の取り扱いを開始し、利便性の向上に努めています。

地域貢献活動

但馬信用金庫は地元の地域振興にも注力しています。公益財団法人たんしん地域振興基金を設立し、地域の活動やイベントに対する助成事業、講演会や経営者セミナーなどの開催を行っています。これにより、地域の人々が活発に活動できる環境の整備を目指しています。

さらに、インターネット上では但馬地域の特色を紹介するサイト「但馬の百科事典」を運営し、地域の魅力を発信しています。このような取り組みを通じて、地域との絆を深める活動を続けています。

まとめ

但馬信用金庫は、地域密着型の金融機関として長い歴史を持ち、多くの人々に支えられて成長してきました。今後も地域活性化に寄与し、顧客の期待に応えるサービスを提供することを目指しています。その取り組みが地域の経済活動にも良い影響を与え続けていくことでしょう。

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