佐藤あり紗

佐藤あり紗のプロフィール

佐藤あり紗（さとう ありさ）は、1989年7月18日生まれの元女子バレーボール選手です。宮城県仙台市の出身で、幼少期から母と6歳上の姉の影響を受けてバレーボールに親しみました。彼女のバレーボールキャリアは、仙台市立西多賀小学校でのセンターとしてのプレーから始まり、その後仙台市立富沢中学校での全国ヤングクラブ交流大会優勝を経て古川学園高等学校に進学しました。この高校では、ライトプレイヤーとして春高バレーやインターハイに参加し、同期には元パイオニアの沼田さくらがいます。

高校卒業後、佐藤は東北福祉大学に進み、バレーボール部に入部しました。彼女は、監督の佐藤伊知子からその運動能力を高く評価され、リベロとしてプレーすることになります。2012年1月、日立リヴァーレの内定選手としてプロキャリアをスタートさせました。

2012-13シーズンでは、Vチャレンジリーグのサーブレシーブ賞を受賞し、Vチャレンジマッチでプレミアリーグ昇格に貢献しました。また、2013年4月には全日本女子メンバーに初めて選出され、ユニバーシアード大会にも出場しました。特に2013年のWGP予選ラウンドでの全日本デビューは、地元仙台で行われ、彼女にとって特別な瞬間となりました。

その後、彼女はワールドグランドチャンピオンズカップでベストリベロ賞を獲得し、全日本チームの銅メダルに貢献しました。2013/14シーズンには、Vプレミアリーグでレシーブ賞を受賞し、2015/16シーズンからはリヴァーレの主将を務めましたが、2014年に左膝を怪我したことから引退を検討したこともありました。

それでも佐藤は2016年に全日本チームに復帰し、リオデジャネイロオリンピックの予選や本大会にリベロとして出場しました。2018年5月には、自身の移籍希望が報じられ、地元仙台に新設されるリガーレ仙台に加入しました。ここで彼女は選手としてだけでなく、シーズン途中から監督も兼任することになります。

しかし、2020-21シーズンにはV.LEAGUEライセンスの審査が通らず、参戦ができない状況が続きました。2021-22シーズンからの参入が内定したものの、彼女は2022-23シーズンをもって現役を引退しました。引退会見では、退団は本意ではなかったことを涙ながらに語りました。

エピソードと球歴

2015年、同姓同名のモデル・佐藤ありさが結婚するという報道により、混同が生じた際、彼女は自身のツイッターで誤解を解く対応をして話題になりました。また、佐藤あり紗は、日本代表として2013年から2016年にかけて活動しており、次のチームでの経歴は以下の通りです。

• - 古川学園高等学校（2005-2008年）
• - 東北福祉大学（2008-2012年）
• - 日立リヴァーレ（2012-2018年）
• - リガーレ仙台（2018-2023年）

彼女の受賞歴には、2013年のVチャレンジリーグサーブレシーブ賞、2013年のワールドグランドチャンピオンズカップベストリベロ賞、2014年のVプレミアリーグレシーブ賞、2017年のVプレミアリーグサーブレシーブ賞などがあります。

佐藤あり紗は、彼女のプレーと努力によって、バレーボール界での地位を確立した選手であり、今後の活動にも期待が寄せられています。

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