何度でも

「何度でも」

「何度でも」は、DREAMS COME TRUEの35枚目のシングルとして、2005年2月16日にユニバーサルミュージックからリリースされました。この楽曲は、前作「ラヴレター」からわずか4か月後に発表されたもので、後にアルバム『THE LOVE ROCKS』にも収録されています。また、2015年にはオールタイム・ベストアルバム『DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』にも収録されています。

楽曲の背景

「何度でも」は、フジテレビ系のドラマ『救命病棟24時（第3シリーズ）』の主題歌として特別に制作されました。実は、この曲が制作される前に最初に試作された曲が不採用になり、その後に改めて作られた経緯があります。これにより、『救命病棟24時』では第1シリーズ（1999年）の「朝がまた来る」、第2シリーズ（2001年）の「いつのまに」に続いて、主題歌としての役割を担いました。その後も、第4シリーズ（2009年）や第5シリーズ（2013年）でも再び主題歌を手掛けています。

また、2007年には映画『Mayu -ココロの星-』の主題歌にも起用され、2013年には浅田真央が出演する住友生命のCMソングとしても使用されました。ミュージックビデオも制作されており、アルバム『THE LOVE ROCKS』の初回盤DVDに収録されています。

メッセージソングとしての意味

「何度でも」は、ドリカムの楽曲の中でも特にメッセージ性が強い作品として知られています。2007年に行われたベストヒットライブ「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007」では、支持を得た結果、リクエスト投票で1位を獲得。この曲は、その後のワンダーランドでも連続してリクエスト1位を獲得した実績があります。また、ベストアルバム『THE SOUL 2』のための人気投票でも1位に選ばれ、多くのファンに愛されています。

紅白歌合戦と震災支援

この楽曲は、2005年と2006年の『第56回』及び『第57回NHK紅白歌合戦』で歌唱され、特に第57回では「LOVE LOVE LOVE」と組み合わせた「何度でもLOVE LOVE LOVE」という形で演奏されました。

さらに、2011年3月に発生した東日本大震災以降、この曲は全国のラジオ局で最も多く流された邦楽曲となりました。震災の被災者へのエールとして、2011年3月28日から4月27日までの期間に着うたフルが無料で配信されることとなりました。

新型コロナウイルス感染症への対応

2020年4月には新型コロナウイルス感染拡大を受けて、日本赤十字社とユニバーサルミュージックによるプロジェクト「#最前線にエールを何度でも」のメッセージソングとしても採用され、医療従事者への応援の意を込めて使用されました。

曲の収録情報

「何度でも」は、アルバム『THE LOVE ROCKS』や『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS 'THE SOUL 2'』、さらには『THE SOUL FOR THE PEOPLE 〜[[東日本大震災支援ベストアルバム〜]]』、といった複数のアルバムに収録されています。さらに、福岡ソフトバンクホークス、東京ヤクルトスワローズ、中日ドラゴンズといったプロ野球チームの登場曲としても使用され、幅広い層に親しまれています。

このように「何度でも」は、時代を超えて愛され続ける楽曲として、その価値を持ち続けています。

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