倉本寿彦

倉本 寿彦 (くらもと としひこ) のプロ野球選手としての道

倉本寿彦は1991年1月7日、神奈川県茅ヶ崎市に生まれたプロ野球選手で、主に内野手としてプレーしています。右投左打の選手であり、現在はくふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しています。彼のプロ野球キャリアは多くの苦労と栄光に彩られています。

経歴

プロ入り前の歩み

倉本は小学校時代から野球を始め、藤沢リトルリーグに所属していました。その後、寒川シニアでの活躍を経て、憧れの横浜高等学校に進学。入学当初は厳しい練習に戸惑い、退部を考えたこともありましたが、母からの激励を受けて成長を遂げます。高校では2年次からレギュラーに定着し、3年時には全国大会にも出場しました。

高校卒業後、創価大学に進学し、大学野球でも優れた成績を残します。プロ志望届を提出するも、ドラフトでの指名がなく、日本新薬に入社。その後、2014年に横浜DeNAベイスターズから指名され、プロの世界へと足を踏み入れます。

DeNA時代

2015年、倉本はプロ入りし、開幕一軍入りを果たします。デビュー戦ではプロ初安打を記録し、以降も多くの試合でスタメンとして起用されます。しかし、打撃不振や守備ミスが影響し、シーズン中に一軍と二軍を往復する時期もありました。

2016年にはスタメンに定着し、初のサヨナラ安打を記録。翌年も正遊撃手として重要な役割を担い、特にクライマックスシリーズへの進出に貢献しました。2018年からは大和が加入しポジション争いが激化しますが、倉本は持ち前の努力を続けました。

2020年、倉本は打撃面での改善を見せ、シーズンを通じて多くの試合に出場します。しかし、2021年には怪我に悩まされ、成績が低下。2022年には現役続行を決意するも、DeNAとの契約が結ばれず、新たなステージを模索します。

日本新薬復帰とその後

2023年に倉本はプロ入り前に所属していた日本新薬に復帰し、社会人野球での活躍を目指します。チームのリーダーとしてプレーし、存在感を示しましたが、監督交代による方針変更に伴い退部を決定。その後、横浜高校の先輩が関わるくふうハヤテベンチャーズに入団が決まり、引き続き現役選手としてのキャリアを続けています。

選手としての特徴

倉本は、プロ野球選手として特に認められている点は、守備の堅実さや身体能力の高さです。しかし、一方で守備範囲や俊敏性に欠ける面もあり、評価は分かれることもありました。打撃面では、進化を続け、最初は一本足打法を試みていましたが、打撃不振を経てフォームを改造しています。

人物

倉本の愛称は「トシ」で、妹は元ソフトボール選手の倉本美穂です。憧れの選手は横浜ベイスターズの石井琢朗であり、背番号5も同じです。彼は常に努力を続ける選手として知られています。

倉本寿彦の野球人生は、自身の努力と周囲の支えによる賜物であります。彼の今後の活躍が期待されます。

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