元山上口駅

元山上口駅の概要

元山上口駅（もとさんじょうぐちえき）は、奈良県生駒郡平群町椣原に位置する近畿日本鉄道（近鉄）生駒線の駅です。この駅は1926年に開業し、駅番号はG23です。元山上口という名称は「元山上」への入口を意味しています。

歴史

元山上口駅の歴史は1926年10月21日に遡ります。この日、信貴生駒電鉄は山下駅（現在の信貴山下駅）から駅までの延伸を行い、当駅が終着駅として開業しました。続いて同年12月28日には、信貴生駒電鉄が仮新生駒駅まで延伸したことで、当駅は途中駅としての役割も持つようになります。その後、1964年10月1日には近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併し、現在の近鉄生駒線の一部となりました。

2007年4月1日には、交通系ICカード「PiTaPa」が利用可能となり、利便性が向上しました。さらに、2012年12月21日には、駅は終日無人駅となり、駅の管理體制にも変化が見られました。

駅の構造

元山上口駅は、単式1面1線からなる地平駅です。ホームは下り方向（王寺方面）に向かう左側にあり、棒線駅のため、生駒行きと王寺行きの列車が同じホームに発着します。ホームの長さは4両分です。

駅舎はホーム側に併設されており、駅前には乗降客用のロータリーが整備されており、バス停も存在します。また、トイレは汲み取り式であることが特徴です。元山上口駅は王寺駅による管理がなされる無人駅で、PiTaPaやICOCAに対応する自動改札機および自動精算機が設置されています。

利用状況

元山上口駅の利用状況は近年変動が見られ、2023年11月7日の調査によれば、1日の乗降人員は1,262人でした。過去数年のデータは以下の通りです：

• - 2022年11月8日：1,271人
• - 2021年11月9日：1,171人
• - 2018年11月13日：1,465人
• - 2015年11月10日：1,768人
• - 2012年11月13日：1,856人
• - 2010年11月9日：1,969人
• - 2008年11月18日：2,368人
• - 2005年11月8日：2,413人

このように、近年ではやや減少傾向にあるものの、依然として多くの利用が見られています。

駅周辺

駅の周辺には千光寺があり、元山上と呼ばれるこの地域は大峯山との関係が深いことが特徴です。また、亀の井ホテル大和平群（旧かんぽの宿大和平群）や生駒山口神社、平群緑ヶ丘郵便局、平群町立平群北小学校といった施設もあり、地域の生活の中心となっています。

バス路線

駅前にはエヌシーバスのバス停が設置されています。2021年7月3日時点での運行路線は以下の通りです：

• - 1番乗り場

- 90系統：平群駅行き（老人福祉センター前経由）
- 91系統：平群駅行き（中央公民館前経由）

• - 2番乗り場

- 92系統：緑ヶ丘循環（元山上口駅行き）
- 95系統：かんぽの宿大和平群行き

隣接駅

近畿日本鉄道の生駒線に位置し、隣接する駅は以下の通りです：

• - 東山駅 (G22) - 元山上口駅 (G23) - 平群駅 (G24)

まとめ

元山上口駅は歴史ある駅で、地域に根付いた役割を果たしています。公共交通の要所として、周辺地域に向けたアクセスの良さが魅力です。

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