元祖SDガンダム

元祖SDガンダム

元祖SDガンダム（がんそエスディーガンダム）は、バンダイの玩具部門が製造した人気の組み立て式玩具シリーズです。本シリーズは、カラフルなパーツを使用したプラモデルであり、素組みでも美しい仕上がりを楽しめるのが大きな特徴です。また、鋭角な部分や可動部に柔軟な素材を用い、頑丈な構造と独自のギミックを備えています。

商品展開の歴史

元祖SDガンダムは、最初に登場した「ノーマル」や「戦国伝」、「外伝」、「G-ARMS」をはじめとした多彩なラインナップが展開され、BB戦士シリーズとも重複していました。しかし徐々に元祖SDガンダムは外伝とG-ARMSにフォーカスするようになり、BB戦士は戦国伝に特化した商品展開へとシフトしていきました。特に元祖SDガンダムは玩具としての遊び心を大切にし、電飾やサウンド機能、さらには武者ベースや天地城などの基地セット、大型商品も登場しました。

このシリーズは海外でも人気を博し、中国や韓国、英語圏でも販売されました。多様な仕様や限定メッキモデルも含め、国ごとに様々な商品が登場しました。2000年には、SDガンダムGジェネレーションFに合わせて、デザインを一新した「SD GUNDAM IN ACTION!!」シリーズも発表され、メタリック加工を施したキットもいくつか販売されました。

進化と変革

特に特徴的なのは、「ダイノガンダム」シリーズの企画です。恐竜をモチーフにしたこのシリーズには、ティラノンガンダム、プテラΖ、トリケラΖΖのデザインが公開されましたが、商品化はいつになるか不透明な状況です。2006年には過去の人気キャラクターを小型化した「元祖SDガンダム ミニコレクション」が登場し、お手軽に楽しめる商品として登場しました。

1996年には一旦商品展開が終了しましたが、2016年に復活を果たしました。新たに登場したナンバー0089「ガンキラー」を皮切りに、多くのキャラクターが次々と商品化されました。

商品の仕組みとバリエーション

元祖SDガンダムシリーズの商品は、通常版の他に特別仕様や成型色を変えた「スペシャル」や、各種拡張機能を持つ「システムアップセット」が存在します。「バトルスクエアシリーズ」は、基地を模したアイテムで、色彩以外は共通のジョイント規格を採用し、自由な組み合わせが可能です。

さまざまな派生商品

元祖SDガンダムと同時期に発売されたのが「本家SD」シリーズで、ガンダム以外のロボットアニメ作品をSD化したプラモデルです。『機動警察パトレイバー』や『超時空要塞マクロス』など、複数の作品がラインナップされました。

映像コンテンツとの連携

元祖SDガンダムシリーズは、玩具だけでなく映像コンテンツとも連動しています。特に「活動絵巻」や「元祖SDガンダム GARMS緊急発進」といった特典ビデオでは、キットを使ったミニドラマが展開され、キャラクターたちの活躍を楽しむことができました。

結論

元祖SDガンダムは、多様なキャラクター、複雑な商品展開、そして映像コンテンツとの連携を通じて、多くのファンに愛されてきました。今後もさらなる進化を期待したいシリーズです。

もう一度検索