全国漁業協同組合連合会

全国漁業協同組合連合会（JF全漁連）について

全国漁業協同組合連合会、通称「JF全漁連」は、日本全国の沿岸漁業協同組合や都道府県漁業協同組合連合会などで構成される団体です。この組織は、漁業の振興や組合員の利益を守るために様々な活動を行っています。具体的には、経済事業をはじめ、購買・販売事業、組織の指導、監査、広報活動などが含まれます。これにより、漁業界全体の発展を促進し、持続可能な漁業の実現を目指しています。

沿革

JF全漁連は1952年に設立され、その後も様々な活動を展開してきました。1953年には漁船燃料事業を開始し、漁業者のニーズに応え始めました。1957年には販売・資材購買事業をスタートさせ、漁業者が必要とする資材を安定供給する体制を整えました。さらに、1958年には国際協同組合同盟への加盟も果たし、国際的な繋がりを強化しました。

2001年には、漁協系統共通のJFマークが制定され、ブランドの統一を図ることで、消費者からの信頼を深めていきました。2014年からは「プライドフィッシュ」という取り組みを始め、持続可能な漁業の重要性を広める活動を行っています。また、2021年1月12日には本部事務所が移転し、千代田区から中央区新川へと新しいスタートを切りました。

子会社

全国漁業協同組合連合会は、漁業関連の様々な活動を支えるために複数の子会社を持っています。主な子会社には、株式会社中央漁業公社や、協同水産流通株式会社、ぜんぎょれん八戸食品株式会社、ぜんぎょれん食品株式会社が存在します。これらの子会社は、各地域の漁業や水産物の流通を支える役割を担っており、全体としてJF全漁連の活動を円滑に進める一助となっています。

関連項目

全国漁業協同組合連合会は、漁業協同組合や、全国共済水産業協同組合連合会など、関連する他の団体とも連携を図っています。また、JFマリンバンクや「おさかな天国」といった、漁業・水産業に関連するプロジェクトや取り組みとも密接に関わっています。初代会長である木下辰雄氏のような歴史的背景を持つ人物も存在し、組織の発展に寄与してきました。

外部リンク

• - JF全漁連公式サイト
• - JF-NET

JF全漁連は、漁業者のサポートを通じて地域社会に貢献し、持続可能な漁業を実現することで、未来の水産業を支える重要な役割を果たしています。

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