全国社会保険労務士会連合会

全国社会保険労務士会連合会について

全国社会保険労務士会連合会（全社連）は、社会保険労務士法に基づいて設立された特別民間法人で、各都道府県の社会保険労務士会が連携して活動を行っています。主な所在地は東京都中央区に位置し、会長は東京都社会保険労務士会の大野実氏が務めています。

設立目的と業務内容

全社連は、社会保険労務士の名誉と資質の向上、業務の改善を図るため、様々な活動を行っています。具体的な目的には以下のようなものがあります。

• - 社会保険労務士会及びその会員の品位の保持
• - 社会保険労務士の業務に関する研修の実施
• - 登録業務や法人設立に関する手続き
• - 業務改善のための調査研究
• - 法令に関する研究と普及活動

これらの業務を通じて、全社連は社会保険労務士制度の普及に努め、会員に対する指導や情報提供を行っています。

資格審査会について

全社連は、資格審査会を設置しており、社会保険労務士の登録に関する審査を行っています。この審査会は会長と6名の委員から構成され、委員は社会保険労務士や行政関係者から選出されます。彼らの任期は2年であり、登録の拒否や取消しについても判断を行う重要な役割を担っています。

試験業務

全社連は社会保険労務士試験の管理も行っており、試験問題の作成や採点を担当する試験委員を選任しています。試験委員は高い専門性を持つ必要があり、厚生労働省が定める基準を満たさなければなりません。また、試験事務に従事する者は秘密の保持も求められ、社会的責任が求められます。

行政への協力

全社連は厚生労働大臣や他の行政機関とも連携し、社会保険労務士制度の改善や運営を促進するための意見を述べることができます。この協力により、社会保険労務士の業務が円滑に進むよう様々な取り組みを支援しています。

歴史と変遷

全社連は1968年に初めて設立され、2003年には特別民間法人としての認可を受け、現在に至ります。この歴史の中で、社会保険労務士の業務や制度は時代に応じて変化し続けており、それに合わせて全社連も柔軟に対応してきました。

まとめ

全国社会保険労務士会連合会は、専門家である社会保険労務士の品位を守り、業務を向上させるために様々な役割を果たしています。資格審査や試験業務を通じて、会員の質を高める努力を続けるとともに、行政との協力を通じて制度の改善にも取り組んでいます。これにより、社会全体に対する貢献も大きく、今後の活動にも注目が集まることでしょう。

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