具聖潤

具 聖潤（ク・ソンユン）

具聖潤は、1994年6月27日に大韓民国のソウル特別市で生まれたプロサッカー選手です。彼はJリーグの京都サンガF.C.に所属し、ポジションはゴールキーパー（GK）を務めています。韓国国家代表としても活躍しており、サッカー界での存在感を示しています。

来歴

具聖潤は、在鉉高校時代の2010年に韓国高校最優秀ゴールキーパーに選ばれ、同年に開催された全国大会でセレッソ大阪のスカウトの目に留まりました。そして、18歳の誕生日を迎えた直後の2012年7月には、セレッソ大阪の入団テストを受け、成功を収めます。高校在学中ながらC大阪U-18チームに加入し、さらに8月には2種登録選手としてトップチームに名を連ねました。

2013年から正式にセレッソ大阪のトップチームでプロとしてのキャリアを開始しましたが、当時は韓国代表の正GKであるキム・ジンヒョンがチームに在籍していたため、公式戦での出場機会は得られませんでした。

北海道コンサドーレ札幌

2015年、具聖潤はJ1、J2の複数クラブからの興味を受け、北海道コンサドーレ札幌に完全移籍します。J2リーグの開幕戦において、栃木SC戦で公式戦デビューを果たし、この試合では20歳8ヶ月でクラブ最年少GK記録を更新しました。デビュー戦では相手チームに得点を許しましたが、チームは勝利しました。地元紙からは好評価を得るようになりました。

同年7月には、韓国代表の東アジアカップに初選出されるも、試合への出場はありませんでした。2016年にはリオデジャネイロオリンピックに出場するU-23韓国代表として選出され、正GKとして活躍し、チームはベスト8に進出します。しかし、2018年にはロシア・ワールドカップに向けた予備登録メンバーにも選ばれました。

大邱FCと兵役

2020年、具聖潤は韓国の大邱FCに完全移籍し、兵役義務のために帰国します。2021年には金泉尚武FCに入隊し、加入初年にリーグ最優秀GKに選出されました。2022年には兵役を終えますが、当初の計画通りに日本のクラブへの移籍を果たし、同年のシーズン中は出場機会を得られませんでした。

復帰と移籍

2022年10月に北海道コンサドーレ札幌に復帰した具聖潤は、同シーズンにわずか8試合の出場にとどまりました。2023年に入ると、出場機会を求めて京都サンガF.C.に期限付き移籍し、正GKとして即座にポジションを奪取。2024年には完全移籍が決まり、新たなスタートを切ることとなります。

所属クラブ

• - 在鉉中学校（2007-2009）
• - 在鉉高等学校（2010-2012）
• - セレッソ大阪U-18（2012年）
• - セレッソ大阪（2012年 - 2014年）
• - 北海道コンサドーレ札幌（2015年 - 2020年）
• - 大邱FC（2020年 - 2022年）
• - 金泉尚武FC（2021年 - 2022年）
• - 北海道コンサドーレ札幌（2023年）
• - 京都サンガF.C.（2023年7月 - 2024年）

個人成績とタイトル

具聖潤は、Jリーグ、Kリーグなど多くのリーグで出場し、数々のタイトルを獲得しています。特に、2016年にはJ2リーグでの優勝、2021年にはKリーグ2の年間最優秀GKに選ばれるなど、その実力を証明しています。また、韓国代表としても多くの国際大会に出場し、2019年にはEAFF E-1サッカー選手権での優勝にも貢献しました。彼は、サッカー界でのキャリアを通じて着実に成長を続けています。

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