内田潤

内田 潤（うちだ じゅん）氏は、1977年10月14日に兵庫県尼崎市で生まれた日本の元プロサッカー選手、現サッカー指導者である。現役時代の主なポジションは右サイドバックだったが、左サイドバック、センターバック、ボランチもこなせるユーティリティープレーヤーとして活躍した。

サッカーのキャリアは、地元尼崎で始まり、大庄東中学校を経て、桐蔭学園高校、駒澤大学で続けた。大学卒業後、2000年に鹿島アントラーズへ入団しプロの道へ。鹿島では2000年・2001年のJ1リーグ2連覇を経験したが、出場機会は限られた。プロ初出場は2000年5月27日の京都パープルサンガ戦、初得点は2002年10月23日の浦和レッドダイヤモンズ戦である。

出場機会を求め、2006年6月にアルビレックス新潟へ完全移籍。新潟では約7年半プレーし、主力選手として活躍。2008年から2010年まで選手会長も務めた。新潟での人気は高く、J1昇格10周年記念ファン投票では「夢のイレブン」に選出された。

2013年シーズンをもって新潟との契約が満了。同年12月30日に現役引退とアルビレックス新潟アカデミーコーチ就任が公表された。

指導者としての第一歩は、2014年からサッカースクールコーチとして始まった。その後、新潟の体制変更に伴い様々な役職を経験。2016年9月、トップチーム監督交代により、後任の片渕浩一郎監督のもとでトップチームコーチに就任し、シーズン終了まで務めた。

2017年はU-15コーチに就任したが、同年5月にトップチーム監督が休養し片渕氏が暫定監督となった期間、一時的にトップチームコーチに戻った。呂比須ワグナー氏が新監督に就任すると、再びU-15コーチに戻った。

2018年からはU-15監督に昇格。2020年4月に一度退任したが、同年6月にはU-15アドバイザーとして再契約した。

2021年からは再びU-15監督に復帰し、アカデミーダイレクターも兼任。アカデミー全体の運営・強化に関わるようになった。2022年はアカデミーダイレクター、U-15監督、HoCを兼任し、2023年からはU-18監督とHoCを兼任するなど、アルビレックス新潟の育成部門で中心的な役割を担い、若い才能の育成に情熱を注いでいる。

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