内藤剛志

内藤剛志 (ないとう たかし)

内藤剛志（1955年生まれ）は、日本を代表する俳優、声優、タレント、司会者であり、その活動は多岐にわたります。大阪府で生まれ育ち、幼少期から演劇に興味を持ち、NHK児童劇団に所属していました。彼の学び舎は大阪市立開平小学校から始まり、その後大阪星光学院高等学校を経て、日本大学芸術学部映画学科に進学しましたが、在学中に自主映画制作に取り組み、中退を選びました。

俳優としてのスタート

内藤は、1980年の『ヒポクラテスたち』で映画デビューを果たし、以来、地道にテレビドラマや映画での活動を続けました。80年代には、刑事ドラマや悪役を演じる機会が多く、悪役商会の一員として名を馳せました。しかし、1990年代に入ると、ドラマ『家なき子』の酒浸りの父親役で高い視聴率を記録し、彼の知名度は一気に上昇しました。この時期に彼は、27クール連続でドラマに出演するという新記録を樹立し、「連ドラの鉄人」と称されることになりました。

多様な表現者としての内藤

彼はドラマだけでなく、映画、舞台、バラエティ番組でも多岐にわたる役を演じてきました。『科捜研の女』ではプロファイラーとして登場し、後に刑事役に役割を変え、主人公と共に捜査にあたる重要なキャラクターを担い続けました。また、彼の多才さは司会業にも及び、朝日放送の『人気者でいこう！』や『女神の天秤』などの番組で、その存在感を発揮し、視聴者に愛される存在となりました。

声優活動とプライベート

内藤は声優としても活動しており、アニメ映画『千と千尋の神隠し』では千尋の父親の声を担当しましたが、予定していた仕事には急病のため参加できなかった事もあり、変わりに大塚明夫が務めるなどのエピソードもあります。プライベートでは、名古屋出身の妻や長女が一般人であることから、家族に関する情報はあまり公開していませんが、妻とは若い頃からの長い付き合いです。

最近の活動

近年、内藤剛志は新たな多様な役を演じ続けており、『警視庁・捜査一課長』や『科捜研の女』の続編にも名を連ねています。また、テレビ番組の司会者としても、視聴者に多くの楽しみを与えています。市民権を得た彼の声や演技は、これからも日本のエンターテイメント界において重要な役割を果たすことでしょう。内藤剛志は、その個性的な演技力と親しみやすいキャラクターで、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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