刀使ノ巫女

『刀使ノ巫女』

『刀使ノ巫女』（とじの みこ）は、日本のテレビアニメで、Studio五組が制作を担当しています。2017年5月にその制作発表が行われ、2018年1月から6月にかけて放送が実施されました。物語は、特別祭祀機動隊に所属する少女たちが、異形の化け物である荒魂を祓うために、超常の力を持つ御刀を用いて戦う様子を描いています。

制作背景

本作は2013年頃からプロデューサーたちによって企画され、キャラクター原案を担当したしずまよしのりや、シリーズ構成・脚本の髙橋龍也間でアイディアを出し合って成り立っています。2015年の冬頃からは、柿本広大が参加し、作品の構想がより具体化しました。

あらすじ

物語の舞台は、荒魂を祓うために特訓を受ける刀使と呼ばれる少女たち。彼女たちは特別祭祀機動隊に所属し、全国の中高一貫校で荒魂に立ち向かうための訓練を重ねています。岐阜県の美濃関学院に通う衛藤可奈美もその一人で、親友の柳瀬舞衣と共に日々精進しています。

胎動編（第1話 - 第12話）

可奈美は折神家で行われた御前試合に出場し、高い実力を持つ十条姫和と対戦しますが、彼女が折神紫に襲いかかるという事件が発生します。可奈美は姫和を助け、逃げることに。二人は古波蔵エレンや益子薫に助けられながら、折神家の真実を知り、最終的には6人で大荒魂タギツヒメを討伐します。

波瀾編（第13話 - 第24話）

胎動編から数ヶ月後、可奈美たちは引き続き現場で荒魂の事件に立ち向かっています。その中で、謎の人物によるノロの強奪が続発します。やがて、敵の正体が判明し、彼らとの先鋭的な戦いに突入しますが、可奈美は戦術を駆使して困難を克服し、ついにはタギツヒメとの決戦に挑みます。最終的に、強力な御刀を駆使し、荒魂との戦いに勝利を収めることになります。

主要人物

衛藤 可奈美（えとう かなみ）

声 - 本渡楓 / 演 - 斉藤真木子
明るい性格で努力家の彼女は、刀使の中で最も強力な存在として描かれます。剣術の楽しさを知り、相手との戦いを通じて内面を理解しようとします。技術を吸収する能力も高く、特に「立合いは剣を通した会話」と考えています。

十条 姫和（じゅうじょう ひより）

声 - 大西沙織 / 演 - 谷真理佳
速さを重視した戦術を持つ姫和。可奈美との出会いを通じて成長し、友情を深めていきます。

柳瀬 舞衣（やなせ まい）

声 - 和氣あず未 / 演 - 北川愛乃
可奈美の親友で、クッキー作りを得意とする少女。剣術にも秀で、仲間を引っ張る指導者的存在として成長していきます。

糸見 沙耶香（いとみ さやか）

声 - 木野日菜 / 演 - 竹内彩姫
冷静でありながらも、剣の腕前は天才的な少女。仲間との結束を大切にし、精神面の成長も描かれます。

益子 薫（ましこ かおる）

声 - 松田利冴 / 演 - 桑江咲菜
無口で省エネ主義の少女。強い意志を持っており、仲間を思う心が描かれます。

まとめ

このアニメは、刀使たちの成長と友情の物語であり、彼女たちが直面する数々の試練を通じて描かれる人間ドラマが魅力となっています。迫力ある戦闘シーンと、心に残るキャラクターたちの絆が物語を彩ります。『刀使ノ巫女』はアニメ、漫画、ゲーム等様々なメディア展開がなされており、多くのファンに愛されています。

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