北海道大学総合博物館

北海道大学総合博物館：140年を超える歴史と研究の結晶

北海道大学総合博物館は、北海道大学が運営する博物館です。その歴史は古く、1884年、札幌農学校が当時の開拓使から植物園博物館を受け継いだことに始まります。その後、長年の構想を経て、1999年に現在の総合博物館として正式に設置されました。

博物館の構成と目的

総合博物館は、札幌キャンパスにある本館、札幌農学校第2農場、そして函館キャンパスにある水産科学館の3つの施設から構成されています。これらの施設では、140年以上にわたる北海道大学の研究活動で蓄積された貴重な学術標本を保管・展示し、その成果を広く一般に公開することを目的としています。

博物館が所蔵する標本は、北海道大学の研究の歴史そのものを物語る重要なものです。長年にわたる研究活動によって収集・分類された資料は、学術研究に役立つだけでなく、教育や啓発活動にも大きく貢献しています。

歴史と変遷

1999年の開館当初、総合博物館は理学部本館の一部を使用していました。その後、2000年には一部の補強工事が行われ、2007年には水産科学館が分館として加わりました。2015年には耐震改修と内装工事のため休館となりましたが、2016年には北海道大学開学140周年を記念してリニューアルオープン。このリニューアルによって展示スペースは従来の約2倍に拡大し、より充実した展示内容となりました。

展示内容とアクセス

総合博物館では、北海道の自然や歴史、文化に関する多様な展示が展開されています。生物学、地学、人類学など、様々な分野の標本や資料を通して、北海道の豊かな自然環境や歴史、文化に触れることができます。また、最新の研究成果も紹介され、常に新しい情報が提供されています。

本館は札幌市中心部に位置しており、JR札幌駅や地下鉄からアクセスしやすい場所に位置しています。一方、札幌農学校第2農場や水産科学館はそれぞれ別の場所にあるため、それぞれのアクセス方法を確認する必要があります。

開館時間と休館日

開館時間は通常10:00～17:00ですが、6月～10月の金曜日は21:00まで延長されます。休館日は月曜日（祝日を除く）、年末年始、大学入試期間などです。具体的な休館日については、博物館の公式ウェブサイトで確認することをお勧めします。

まとめ

北海道大学総合博物館は、北海道大学の歴史と研究の成果を凝縮した、貴重な博物館です。140年を超える歴史を持ち、多様な展示を通して、北海道の自然、歴史、文化を深く学ぶことができます。札幌を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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