千葉一磨

千葉一磨：俳優、研究者、そしてマルチな才能の持ち主

千葉一磨（ちば かずま）は、1996年2月12日生まれの日本の俳優である。神奈川県出身で、ニチエンプロダクションに所属している。早稲田大学基幹理工学部表現工学科国際コースを卒業後、同大学大学院基幹理工学研究科表現工学専攻を修了したという、高い学力も兼ね備えた人物だ。

子役からてれび戦士へ、そして俳優へ

芸能界入りは赤ちゃんモデルとして。2002年、ニチエンプロダクションに所属し、本格的に子役としての活動を開始する。2006年から2010年にかけてはNHK教育『天才てれびくんMAX』にてれび戦士として出演。4年間、お茶の間の子どもたちを魅了した。

お笑いコンビ「ナンダーMAX」結成とM-1への挑戦

『天才てれびくんMAX』で共演した笠原拓巳と、お笑いコンビ「ナンダーMAX」を結成。ボケ担当として、2008年と2015年のM-1グランプリに出場した。予選を突破するも、2回戦で敗退している。

学業と研究活動の両立

俳優活動と並行して、学業にも励んだ千葉。2014年、早稲田大学基幹理工学部に入学。在学中は積極的に研究活動にも取り組み、2018年には「ユーザーが入力した任意の時間を測れる砂時計」の共同製作者として「WASEDAものづくりプログラム2017」における技術奨励賞を受賞した。同年には、視界制御フィルムに関する論文で「Entertainment Computing 2018 ベストペーパー賞（ノート）」を受賞するなど、高い研究能力も証明している。2020年には、樹木の生長過程での形状制御に関する研究で「4DFF2020 Award」を受賞した。2018年9月に早稲田大学を卒業、2020年9月には同大学大学院を修了している。

映画の吹き替えからバラエティ番組まで幅広く活躍

2019年には、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映された映画『マーロン・ブランドに会う』の日本語吹き替え版で、マーロン・ブランドを始めとする全ての登場人物の吹き替えを一人で行うという、高い演技力を披露した。

テレビドラマでは、数々の作品に出演。NHK大河ドラマや民放キー局のドラマ、そして近年話題のNetflix作品への出演など、その活動は多岐に渡る。バラエティ番組『バゲット』ではリポーターとしても活躍。ドキュメンタリー番組ではリポーターやナレーターを担当するなど、俳優としての枠にとらわれない活動を行っている。

舞台、CM、そしてネット配信

舞台にも多数出演。2004年にはミュージカル『34丁目の奇跡』に出演し、子供時代から培ってきた表現力を存分に発揮している。CMにも多数出演しており、幅広い世代に知られる存在となっている。近年ではネット配信にも積極的に参加しており、北海道日本ハムファイターズのPR動画にも出演している。

千葉一磨の多才ぶり

子役時代から積み重ねてきた経験と、早稲田大学大学院での研鑽、そして並々ならぬ努力によって、俳優、研究者、そしてリポーターやナレーターなど、多様な顔を持つ千葉一磨。その活躍から目が離せない。

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