原一樹

原 一樹（はら かずき）



原一樹は1985年1月5日、千葉県松戸市で生まれた元プロサッカー選手で、主にフォワードのポジションで活躍した。彼のサッカーキャリアは、小学3年生から始まり、特に高校時代の活躍が際立っている。

来歴



原は中学時代に船橋市立船橋高等学校が全国高等学校サッカー選手権大会で優勝したのを観てから、彼自身もその学校に入ってサッカーをしたいという夢を抱く。しかし、入試ではサッカーの推薦でも一般推薦でも合格することができず、一般入試を経て無事に入学を果たす。高校3年生になってからは次第に実力を発揮し、特に第81回全国高等学校サッカー選手権大会では10番を背負い、チームの優勝に貢献し、優秀選手にも選出される。

高校卒業後は駒澤大学へ進学し、サッカー部に加入した。大学では数々の成功を収め、2003年と2004年には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで連覇を達成し、さらにユニバーシアードでも優勝を果たした。特に2005年には全日本大学サッカー選手権大会でMVPとベストFW賞を獲得するなど、輝かしい実績がある。

2007年には清水エスパルスに入団し、公式戦への出場は早くもその年の5月に達成した。初得点を決めたのは12月に行われた天皇杯の試合で、以降もリーグ戦やカップ戦で存在感を示した。原は2008年には27試合に出場し、チーム内で3位となる6得点を記録し、優秀新人賞を獲得する。2009年には背番号を11に変更。

2011年には浦和レッズに完全移籍するが、出場機会が限定的な期間が続く中、2012年には京都サンガF.C.への期限付き移籍が決まる。2013年には完全移籍となり、チームの得点王に輝くなど大きな活躍を見せた。しかし、シーズン後には契約満了により退団し、ギラヴァンツ北九州へ移籍。北九州では3年間にわたって活躍を続け、特に2016年のカマタマーレ讃岐戦でのハットトリックは印象的なプレーの一つである。

2019年にはロアッソ熊本に完全移籍し、憧れの北嶋秀朗がコーチを務めていたことから加入を決意。このシーズンでは途中出場が多かったが、7得点を記録した。以降、2020年から関西サッカーリーグのおこしやす京都ACに移籍し、2021年9月29日に現役引退を表明した。

特徴・評価



原一樹はスピードを生かして前線に突破するスタイルが特徴であり、フリーキックの技術にも優れていた。スピーディーな動きと正確なシュートは彼のプレースタイルの一部であり、多くのファンに愛される選手だった。

所属クラブ



タイトル



原一樹は、技術とクイックネスを兼ね備えたフォワードとして、多くの試合で存在感を示し、サッカー界に名を刻んだ選手である。

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