原田隆之

原田隆之：エビデンスに基づく臨床心理学の第一人者

原田隆之氏は、1964年生まれの日本の心理学者です。筑波大学心理学域教授として活躍する一方、公認心理師、臨床心理士の資格も持ち、幅広い活動を行っています。その専門は臨床心理学と犯罪心理学に及び、エビデンスに基づいた依存症の治療や社会問題の分析・解決に尽力しています。

輝かしい経歴と豊富な経験

原田氏は徳島県徳島市出身。一橋大学社会学部卒業後、同大学院社会学研究科で社会精神病理学を専攻。法務省入省を経て、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校心理学研究科修士課程を修了、さらに東京大学大学院医学系研究科で博士（保健学）を取得するなど、充実した学歴を誇ります。

法務省矯正局専門官としての経験では、臨床心理士としての知識・経験を積み重ね、国連薬物犯罪事務所アソシエート・エキスパートとして国際的な活動にも携わりました。その後、目白大学准[[教授]]、教授を経て、2017年に筑波大学人間系心理学域教授に就任。東京都医学総合研究所や東京大学大学院医学系研究科、教育学研究科では客員研究員・客員教授として活躍するなど、その活動は多岐に渡ります。

研究と社会貢献

原田氏の研究は、エビデンスに基づいた依存症の臨床と理解、犯罪や社会問題の分析と治療に焦点を当てています。特に、認知行動療法を用いた依存症治療への貢献は大きく、多くの臨床現場で実践されています。また、犯罪心理学の専門家として、サイコパスや性犯罪といった複雑な犯罪の理解と対策にも取り組んでいます。

著作活動

原田氏は、専門知識を分かりやすく一般向けに伝える活動にも積極的に取り組んでいます。単著として『認知行動療法・禁煙ワークブック Re-Freshプログラム』、『入門 犯罪心理学』、『サイコパスの真実』、『痴漢外来 性犯罪と闘う科学』、『あなたもきっと依存症 「快と不安」の病』など、数多くの著書を出版。これらの著書は、専門家のみならず一般読者からも高い評価を得ています。共著や翻訳書にも携わり、国内外の研究成果を積極的に紹介しています。

今後の展望

原田氏の研究と教育活動は、これからもエビデンスに基づいた臨床心理学の発展に大きく貢献していくことでしょう。依存症や犯罪問題といった現代社会の複雑な課題に対し、科学的な根拠に基づいた解決策を提供し続ける存在として、その活躍に期待が高まります。また、心理学の知識を社会に還元する活動にも積極的に取り組んでおり、その功績は計り知れません。

主要著書一覧

『認知行動療法・禁煙ワークブック Re-Freshプログラム』(金剛出版)
『入門 犯罪心理学』(筑摩書房)
『心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門』(金剛出版)
『サイコパスの真実』(筑摩書房)
『痴漢外来 性犯罪と闘う科学』(筑摩書房)
『あなたもきっと依存症 「快と不安」の病』(文藝春秋)

所属

筑波大学心理学域教授
青山shin office所属

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