古時計(ふるどけい)について
古
時計は、
1970年代後半に日本の音楽シーンで大きな影響を与えた
フォークデュオです。このグループは、
京都産業大学でフォークソング愛好会に参加していた西田昌弘と大場弘一の二人によって結成されました。
結成と初期活動
1974年、フォークソング愛好会で出会った二人は、大学生活を共にしながら音楽活動を始めました。当初は「影法師」という名前で活動していましたが、プロを目指して数々の
オーディションを受けるうちに、
1976年にテイチクレコードのディレクターにスカウトされました。その際、グループ名を「古
時計」に改めて、メジャーデビューを果たしました。
メジャーデビューと人気の獲得
古
時計のデビューシングル「ロードショー」は、発売当初から大ヒットを記録し、60万枚以上の売上を誇りました。その成功により、彼らは音楽業界での注目を集め、
第18回日本レコード大賞新人賞にノミネートされるなど、多くの賞を受賞しました。これにより「大型新人」としての地位を確立し、音楽活動をさらに推進するきっかけとなりました。
続く2ndシングル「季節はずれの走馬燈」は、日本テレビ系ドラマ「ひまわりの道」の主題歌として起用され、C/Wの「悲願橋」は挿入歌として使用されました。これらの楽曲も多くのリスナーに親しまれ、古
時計の評価を一層高めることになりました。
メンバーと活動の変遷
しかし、1977年には活動に変化が起きます。西田昌弘は大手楽器メーカーへの就職が決定し、音楽活動を一時休止することになります。これを受けて大場弘一は弟の大場慎介を新たに加入させ、デュオとしての活動を続けますが、最終的には大場本人が家業のスーパーチェーンを継ぐために1979年に引退。この結果、古
時計は解散を余儀なくされました。
メンバー紹介
- - 西田昌弘(現・ジェームス西田): グループの中心メンバーで、解散後も音楽活動を続けている。
- - 大場弘一: デュオのもう一人のメンバーであり、後に家業を継ぐことになった。
- - 大場慎介: 弘一の弟で、後にデュオの一員として参加。
ディスコグラフィー
古
時計の音楽活動は多くの楽曲に残されており、シングルやアルバムがリリースされています。特に、不朽の名作とされる楽曲も多く、フォーク音楽ファンの間で根強い支持を受けています。
シングル
アルバム
古
時計の活動は短期間でしたが、その音楽は今なお多くの人々に愛されています。彼らの独特な音楽スタイルと優れた歌詞は、フォークミュージックの一環として今後も語り継がれていくことでしょう。