各務原市民球場

各務原市民球場の概要

各務原市民球場（かかみがはらしみんきゅうじょう）は、岐阜県各務原市須衛町に位置する野球場です。この施設は各務原市が所有し、地域のスポーツ活動を支える重要な役割を果たしています。2018年以降、日本一ソフトウェアが命名権を取得し、球場は「プリニーの野球場」という名前で親しまれています。

歴史

この球場は、岐阜県営野球場が老朽化したことに伴い、代替施設として1989年8月に開場しました。それ以来、高校野球をはじめとするアマチュア野球の公式戦が開催されています。特筆すべきは、過去にプロ野球で中日ドラゴンズが主催するウエスタン・リーグ（二軍）公式戦が、1989年から1992年にかけて行われたことです。これにより、地域の野球ファンの間で認知度が高まりました。

プロ野球二軍開催実績

• - 1989年8月6日: 中日ドラゴンズ 3 - 10 福岡ダイエーホークス
• - 1990年8月11日: 中日ドラゴンズ 6 - 1 近鉄バファローズ
• - 1991年8月24日: 中日ドラゴンズ 0 - 2 近鉄バファローズ
• - 1992年8月29日: 中日ドラゴンズ 3 - 2 近鉄バファローズ

施設概要

各務原市民球場のフィールドは、両翼92m、中堅122mの規模を誇ります。内野はクレー舗装されており、外野には自然の芝が広がっています。この外野の芝は非常に長く伸びており、痛烈なゴロでも外野フェンスまで届かず、打球が止まることが特徴となっています。収容人数は5,100人で、うちネット裏に800人、内野一・三塁側及び外野の芝生エリアには4,300人を収容できます。

スコアボードは磁気反転式で、ボールカウントの表示は2015年6月以降に改良され、BSOの順で表示されるようになっています。照明設備がないため、日中の試合開催が主体です。さらに、本部席や150台分の駐車場を備えており、各務原市勤労者総合グラウンドと共用されています。

交通アクセス

球場へのアクセスは便利で、岐阜バス倉知線「下須衛」から徒歩3分、ふれあいバス蘇原線「市民球場前」停留所からはすぐの距離にあります。

その他の情報

各務原市には、同じく市が所有する飛鳥球場もあります。こちらは各務原市民球場から直線距離で約1.5kmほどの近さに位置しており、地域の野球シーンを盛り上げています。

このように、各務原市民球場は地域コミュニティにとって欠かせないスポーツの拠点であり、今後も多くのイベントや試合が行われることでしょう。

もう一度検索