吉もと誠

吉もと誠 - 漫画家のプロフィール

概要

吉もと誠（よしもと まこと、1977年4月6日生まれ）は、日本の著名な漫画家であり、千葉県出身のクリエイターです。彼は日本デザイナー学院デザイン研究科マンガコースを卒業し、漫画の世界に足を踏み入れました。吉もと氏は、特に児童向けの漫画で知られ、多くの読者に愛されています。

来歴と受賞歴

吉もと誠の漫画家としてのキャリアは、2005年に彼の作品『二年空手組キンジくん』が「コロコロ漫画大学校」で金メダルを受賞した際に始まりました。この頃の名義は本𠮷誠でした。さらに、彼は30歳の時に『ユメチャ!』で小学館新人コミック大賞第58回、児童部門の佳作を受賞します。その同期には著名な漫画家の井上桃太、萬屋不死身之介がいます。2016年には『ウソツキ!ゴクオーくん』が第61回小学館漫画賞児童向け部門での受賞を果たし、彼の地位を確立しました。

プライベートな一面

プライベートでは、吉もと氏はファミコンゲームのコレクションを自慢しており、その数は80本以上に上ります。特に彼が熱中したゲームは「ロックマン」とのことです。また、お笑いコンビのトム・ブラウンが好きで、彼の日常の一部となっています。

漫画家としての思い

彼は最初は『週刊少年ジャンプ』に作品を持ち込んだ経験があるものの、編集者に向けたフィードバックから、子供向けの雑誌に進むことを決めました。これが彼の転機となり、甥が読んでいた『コロコロコミック』に強く感銘を受けて、投稿活動を始めました。最初は子供向け漫画を描くことに対する葛藤がありましたが、その中から『ゴクオーくん』という独特なキャラクターが生まれました。

また、彼はキャラクターにおいては特に「のび太」を参考にすることで、頭身のバランスを整えています。アナログ作業にこだわる彼は、ネームに行き詰まった際には、子供の視点に立ち返り、作品が面白いかどうかを自問自答しているそうです。彼の目標の一つは、『ウソツキ!ゴクオーくん』の連載1話目でとったアンケートの1位を再び獲得することです。

尊敬する漫画家

吉もと誠は、自己の影響を与えた漫画家として村瀬範行を挙げ、彼の作品から多くの刺激を受けたと話しています。特に、漫画家としてのきっかけとなった作品は『ドラえもん』であり、また富樫義博の作品も愛読しており、その影響が彼の創作にも見られます。『幽☆遊☆白書』の影響を特に強く受けており、これは彼のストーリーテリングにも直結しています。さらに、『キン肉マン』に触発されて、「プロレスマン」というオマージュ漫画を制作したこともあります。

作品リスト

吉もと氏の主な連載作品には、『ウソツキ!ゴクオーくん』があり、これは2011年から2021年にかけて連載され、全25巻が発表されています。また、『カシバトル』という新たな作品も連載しており、既に1巻が刊行されています。

彼の作品は、子供たちに夢や希望を与えるだけでなく、彼自身もまた子供向け漫画家としての誇りを持ち続けています。読者が「ゴクオーくんは面白かった」と感じてくれることを何よりも喜びに思っています。

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