吉田大成

吉田 大成 - 元プロ野球選手

吉田大成（よしだ たいせい）は、1995年3月7日生まれの元プロ野球選手で、千葉県浦安市出身の内野手です。右投左打で知られ、彼の弟である吉田大就も元プロ野球選手として独立リーグで活動していました。

経歴

プロ入り前

吉田は幼少期に浦安市立日の出小学校で軟式野球を始め、その後浦安市立日の出中学校のチームへと進みました。中学校卒業後は、東京都の佼成学園高校に進学し、野球部に所属しました。高校時代、彼は甲子園に出場することはありませんでしたが、全国高等学校野球選手権の西東京大会には2年時に準決勝、3年時に決勝まで進出しました。特に3年時の決勝戦では、日大三高校と戦い、9回表の二死まで1点リードしていたものの、逆転を許す結果となりました。この他、彼は東京都選抜チームの一員としてロサンゼルスで行われた日米親善野球にも参加しています。

明治大学に進学後、彼は3年秋から正遊撃手として起用され、4年時には東京六大学リーグで春秋連覇を導きました。この時、春季リーグで打率.278、秋季リーグでは打率.424を記録し、またベストナインにも選出されるなど、印象的な成績を残しました。大学卒業後は明治安田生命に入社し、社会人野球でも活躍します。

プロ入り

2018年のNPBドラフトで東京ヤクルトスワローズから8巡目で指名され、契約金2200万円、年俸700万円で入団しました。プロ入り後の2019年、オープン戦では春季キャンプを一軍でスタートし、6月には対オリックス戦で一軍公式戦にデビューを果たしました。初安打は7回裏の適時打で記録し、その後も阪神戦で猛打賞を達成しました。2020年にはオープン戦での好調を受けて開幕一軍入りを果たしますが、試合には出場できずに登録を抹消されました。

2021年にはキャリアハイの18試合に出場し、初本塁打も記録しました。しかし、2022年には一軍出場が無く、シーズン終了後に戦力外通告を受け、現役を引退することを決断しました。同日に弟の大就も現役引退を表明しました。

現役引退後

引退後、吉田大成はヤクルト球団のスカウトとして活動し、若手選手の発掘に貢献しています。

選手としての特徴

吉田は全ポジションを高い身体能力でこなせるユーティリティプレイヤーとして知られ、特に内野での守備力は評価されています。また、打撃面ではチームメイトの青木宣親のフォームを参考にし、打力向上を図るなど、自己向上に努めました。

初記録

• - 初出場：2019年6月24日、対オリックス・バファローズ
• - 初安打：同試合にて
• - 初本塁打：2021年7月13日、対読売ジャイアンツ

最後に

吉田大成はそのキャリアを通じて多くの経験を積み、現役引退後も野球に関わる形で貢献を続けています。

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