名古屋大学医学部附属病院

名古屋大学医学部附属病院について

名古屋大学医学部附属病院（名大病院）は、愛知県名古屋市昭和区鶴舞町に位置する大学病院です。名古屋大学の医学部に附属しており、地域医療の中心として多くの患者に質の高い医療サービスを提供しています。病院は名古屋大学の鶴舞キャンパス内の南側にあり、交通の便も良い立地にあります。

歴史

名古屋大学医学部附属病院の歴史は1871年に遡り、名古屋藩の評定所跡地に仮病院が設置されたことに始まります。その後、1875年に愛知県病院へと改称、1881年には愛知病院へと名称変更されました。1922年には愛知医科大学病院と呼ばれるようになり、続いて1924年には愛知医科大学附属医院へと改名されました。1931年には名古屋医科大学附属医院が設立され、1939年には名古屋帝国大学医学部附属病院と改称されます。

第二次世界大戦中の1945年には名古屋大空襲によって病院は大きな被害を受けましたが、その後復旧し、1947年に名古屋大学医学部附属医院へと名称を変更、1949年に現在の名古屋大学医学部附属病院に改称されました。このように、名大病院は多くの歴史的変遷を経て、現在の形に至っています。

診療科

名古屋大学医学部附属病院では、内科系や外科系をはじめとする様々な診療科が揃っており、専門的な医療を提供しています。また、地域の患者のニーズに応えるため、総合的な医療サービスを展開しています。さらに、名古屋大学大幸医療センターも所在地にあり、充実した医療体制を整えています。

文化財

名古屋大学医学部附属病院の門および外塀は、登録有形文化財として評価されています。これらの建物は、歴史的意義を持ち、美しいデザインが特徴的です。

交通アクセス

病院への交通アクセスは非常に便利で、JR中央本線の「鶴舞駅」から名大病院口まで徒歩約3分で到着します。また、名古屋市営地下鉄鶴舞線の鶴舞駅からも徒歩約8分です。さらに、名古屋市営バスも複数の路線があり、様々な場所からのアクセスが可能です。特に、栄18号系統の「名大病院」バス停からはすぐの距離にあります。

不祥事

最近のニュースとしては、2022年に院長が病院職員のInstagramアカウントに関する問題を公表しました。このアカウントでは、診療に関係する動画が投稿されており、その内容が医療者として不適切との指摘を受けました。この問題について院長は謝罪文をホームページ上に掲載し、再発防止に努めると表明しています。

名古屋大学医学部附属病院は、長い歴史とともに地域に根付いた医療機関として評価され続けています。患者に寄り添った医療を提供することを掲げ、今後もさらなる発展が期待されます。

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