坂倉将吾

坂倉将吾選手のプロフィールと経歴

坂倉将吾（さかくらしょうご、1998年5月29日生まれ）は、千葉県印旛郡酒々井町出身のプロ野球選手であり、広島東洋カープに所属する捕手及び内野手です。右投左打のバッティングスタイルを持ちます。彼の野球人生は、小学校時代から始まりました。

プロ入り前の成長

坂倉選手は、地元の酒々井町立酒々井小学校で野球を始め、1年時から「酒々井ビッグアローズ」というチームに所属。初めは捕手として活動していましたが、5年生のときには投手に転向し、6年生の際には千葉県大会に出場するまで成長しました。その後、中学に進学し、八千代中央シニアに戻り再び捕手としてプレー。中学3年時には全国大会を制覇し、正捕手としての実績を重ねました。

高校は日本大学第三高等学校に進むことを決意し、野球だけでなく人間力を高めるために寮生活を選ぶなど、意識的な選択をしました。高校1年時には外野手として出場し、2年時には正捕手に就任しました。彼のバッティングも光り、特に対外試合では25本のホームランを記録しました。特に2016年のNPBドラフトで、広島東洋カープから4位指名を受け、プロの道を歩むこととなります。

広島東洋カープでのキャリア

2017年に広島に入団後、坂倉選手はすぐに話題になりました。フレッシュオールスターゲームに出場し、9月には対巨人戦で一軍デビューを果たしました。同年は主に二軍でプレーし、MVPを獲得するなど、期待の若手としての地位を確立しました。

2018年には一軍の試合にも出場するものの、打撃成績は思うように伸びませんでした。しかし、二軍では好成績を残し、着実に成長を遂げます。2019年にはようやく開幕一軍入りを果たし、自己初本塁打も記録しました。さらに、2020年には81試合出場し、打率も上昇させました。

2021年、坂倉選手は一塁手としても挑戦し、さらなる成長を見せました。特に9月のサヨナラ打は話題となり、以降のオフには年俸も大幅に上昇。2022年には全試合出場を達成し、ホームランを16本打ち、再び飛躍の年となりました。

2023年には、満塁本塁打や決勝打を連発しながら、チームをAクラスに引き上げる活躍をします。シーズンを通じて120試合に出場し、打率266、12本塁打という成績を残しました。アジアプロ野球選手権にも日本代表として選出され、さらなるレベルアップが期待されています。

選手としての特徴

坂倉選手は、その高い打撃センスと長打力が大きな特徴です。また、俊足を活かしたプレーも見逃せません。捕手としては、巧みなキャッチング技術、観察力、そして投手との呼吸を重視した配球が評価されています。捕手以外のポジションも経験し、試合の流れを読む力にも優れています。

また、彼の愛称は「サクラ」であり、少年時代から千葉ロッテマリーンズのファンだった彼は、里崎智也選手に憧れていました。入団後は、前田健太選手に似ていると言われることもあります。彼の成長や人間性、そして試合でのパフォーマンスに、今後も注目が集まります。

坂倉将吾選手は、プロ野球界でもその存在感を増している若手選手です。魅力的なプレースタイルで、今後の活躍が非常に楽しみです。

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