城後寿

城後 寿: 福岡の誇り

城後寿（じょうご ひさし）は、1986年4月16日に生まれ、福岡県久留米市のサッカー界で育ったプロ選手です。アビスパ福岡に所属し、ミッドフィールダー及びフォワードの位置でプレーしています。彼は、2005年にプロデビューを果たし、その後も一貫してアビスパ福岡に在籍するバンディエラ（象徴的存在）となっています。両親もアビスパの熱心なサポーターであり、彼のサッカー人生において大きな影響を与えています。

学生時代からの軌跡

城後は、久留米市立南小学校でサッカーを始め、その後地元の少年サッカークラブ『南FCトータスJr』で本格的な練習を重ねました。中学時代は陸上部にも所属し、やり投げでジュニアオリンピック4位に輝くなど、多才なアスリートでした。そして、国見高校に進学すると、サッカー部で多くの功績を残します。2年生の時には全国高校サッカー選手権を制覇し、3年生ではチームの主力として戦い、ハットトリックやインターハイ連覇も経験します。

アビスパ福岡での活躍

卒業後、城後は2005年にアビスパ福岡に加入しました。プロ2年目の2006年から出場機会が増え、成長を遂げていきます。しかし、2009年には大怪我を負い、長期療養を余儀なくされました。復帰以降は主力選手としての地位を確立し、特に2011年のJ1復帰シーズンには重要な得点を挙げ、チームを助けました。

2012年にはチームがJ2に降格するも、城後はチーム最多の12ゴールを記録し、残留を選択。2015年からはキャプテンとしてもチームを牽引し、2019年には通算400試合出場を達成するなど、偉業を重ねています。

特異なエピソード

城後のサッカー人生には様々なエピソードがあります。特に印象的なのは、2013年の熊本戦での出来事です。GKが負傷し、交代枠を使い切っていたため、城後がゴールキーパーに転向しました。この状況は試練ながらも、彼の多才ぶりを証明する場となりました。また、シシーニョ選手が日本でプレーを希望した要因の一つに城後の存在というエピソードもあり、彼の名声は広がっています。

さらに、2016年には自身の誕生日に行われる予定の試合が、熊本地震の影響で延期となり、その代替試合で特別なイベントを実施するなど、球団との絆も深まっています。

所属クラブ及びタイトル

城後は、南FCトータスJr.、ヴァレンティアFC、長崎県立国見高等学校を経て、2005年からアビスパ福岡に所属しています。彼はJリーグカップも制覇し、個人としても多くの栄冠を手にしています。彼のサッカーキャリアは、誠実なプレースタイルとチームへの献身で築かれ、まだまだ進化を続けることでしょう。

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