バラエティ番組『変ラボ』:NEWSの4人が挑む珍実験の世界
2016年、日本テレビ系列で放送された
バラエティ番組『変ラボ』。
2016年4月8日から
9月30日まで、毎週金曜深夜に放送されたこの番組は、NEWSのメンバー4人が中心となり、誰もが考えたことのないようなユニークな実験に挑むという斬新なスタイルで注目を集めました。
番組開始に先立ち、
2015年7月と
2016年1月には単発特番が放送され、その反響を踏まえてレギュラー番組化が決定。レギュラー放送では、毎回趣向を凝らした実験企画と、実験結果をNEWSメンバーやレギュラー出演者らが議論する「放課後研究室」の2部構成で展開されました。
実験企画は、その奇抜さや意外性から大きな話題となり、視聴者から多くの反響を呼びました。そして、各実験の最後に、お笑い芸人の
バカリズムが実験の出来栄えを「採用」「再提出」「ボツ」の3段階で厳しく評価する演出は、番組の大きな見どころの一つでした。
レギュラー放送では、
2016年8月1日には、初の1時間拡大版が全国放送されるなど、高い人気を誇りました。しかし、番組放送中にはいくつかのハプニングに見舞われています。
まず、レギュラー放送第2回は、前日に発生した熊本地震の緊急報道のため、放送が延期されました。また、レギュラー放送21回では、スタジオゲストとして出演予定だった
高畑裕太氏が放送2日前に不祥事を起こして逮捕されたため、番組内で出演シーンが削除・再編集される事態となりました。これにより、一部地域では放送中止となるケースもありました。
番組を支えたのは、NEWSの4人(
小山慶一郎、
加藤シゲアキ、
増田貴久、
手越祐也)をはじめとする個性豊かな出演者陣です。MCを務めたNEWSの4人は、実験に真剣に取り組む姿だけでなく、時にユーモラスな一面も見せるなど、番組に彩りを添えました。
また、レギュラー調査員として、教育学者の齋藤孝氏と、お笑い芸人の
バカリズム氏が番組を盛り上げました。齋藤氏は実験結果に対する専門的な見解を述べ、
バカリズム氏は辛口ながらも的確な評価で番組に緊張感を与えていました。
番組スタッフも、企画・演出から技術・制作まで、多くのスタッフが番組制作に携わっていました。その努力によって、視聴者を惹きつける魅力的な番組が作り上げられました。
『変ラボ』は、短い放送期間ではありましたが、NEWSの4人の新たな魅力を引き出し、視聴者に多くの驚きと感動を与えた
バラエティ番組でした。その斬新な企画と個性豊かな出演者、そして緻密な制作によって、多くの視聴者の記憶に刻まれた番組と言えるでしょう。実験という枠を超え、様々な出来事を経験した『変ラボ』は、視聴者にとって忘れ難い番組の一つとなったことは間違いありません。