夏のハイドレンジア

夏のハイドレンジア

「夏のハイドレンジア」は、アイドルグループSexy Zoneの21作目のシングルで、2021年8月4日にユニバーサルミュージックより発売されました。この楽曲は、西洋アジサイを意味する「ハイドレンジア」にちなんで名付けられ、メンバーの中島健人と小芝風花が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系のドラマ『彼女はキレイだった』の主題歌としても知られています。

このシングルは、前作の『LET'S MUSIC』からおおよそ4ヶ月半の間隔でリリースされました。なお、活動休止中のマリウス葉は今回のシングルには参加していませんが、曲自体はドラマの脚本を手掛けた秦基博によって書き下ろされたものです。表題曲は、ヒロインを都会の雨の中で懸命に育つアジサイに例え、主人公がその美しさを見つめながら「そのままのあなたで大丈夫」と優しく語りかける内容になっています。

ミュージックビデオは、廃校となった学校の体育館やプール、屋上などの背景を利用して撮影されており、楽曲の雰囲気を一層引き立てています。また、8月1日にはイラストレーター・檀上大空によるリリックビデオも公開され、視聴者の注目を集めました。この楽曲は、2021年の第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でドラマソング賞も受賞しています。

シングルには、初回限定盤AとB、及びCDのみの通常盤があり、初回限定盤Bにはカップリングとして「桃色の絶対領域」という曲が収録されています。この曲は、バンド「神はサイコロを振らない」のメンバー柳田周作が提供したもので、Sexy Zoneのために特別に書かれたものです。また、同シングルの特典として、7月28日からは各メンバーのオリジナリティあふれる動画が毎日連続で公開されるなど、ファンに楽しんでもらえる企画も展開されました。

発売を記念して、Sexy Zoneの結成記念日である2021年9月29日には、大規模なオンラインファンミーティング『Sexy Zone SZ10TH ONLINE FAN MEETING -Vol.2- 〜結成10周年SP〜』が実施されました。これはJohnny's netでの生配信であり、多くのファンが参加してグループの新たな瞬間を共にお祝いしました。

シングルの封入特典としては、パズル型フォトカードやシリアルコード入りのプレイリストカードが含まれ、さらに3形態同時に予約購入したファンにはオリジナルクリアファイル2枚セットや、オンラインファンミーティングの視聴用コードも特典として提供されました。

「夏のハイドレンジア」は初週24.9万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を記録し、デビュー以来のシングル連続1位獲得作品数を21作に更新するという大記録も達成しました。このように、Sexy Zoneは新たなシングルを通して成長を続け、ファンとの絆をさらに深めていっているのです。

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